2019年4月2日 ヤクルト戦
結果:横浜2-5ヤクルト
敢闘選手賞:上茶谷、佐野
「ああああああああ、悔しいぃぃいいいいいいい!!!」
絶叫する結乃。
気持ちは、分かる。
「こういう負けが一番悔しいよね」
理衣もまた、歯噛みしている。
「せっかく、上茶谷が好投したのに!」
「凄かったね!」
7回1失点の好投は、文句なしであろう。
「次の登板でも好投してもらって、次こそ勝利をつけさせたいわね」
「出来ればこの試合で勝ちたかったね・・・・」
勝ててもおかしくなかったのだ。
まさか、8回に逆転して、再逆転されるとは!
「パットンで負けたら仕方ないわ。こういう日もあると思うしかないけれど悔しいことに変わりない!」
理性では分かっていても、感情ではなかなか受け入れられないものである。
「パットン投手にはたくさん、助けられてもいるからね」
「次はリベンジよ!」
頼みます、将軍!
「ポジるわよ! なんといっても、またまた代打同点タイムリーの佐野!」
「これで3連続代打タイムリー! 凄い、代打の神様になれるかもね!」
「むしろレギュラーをとりにいかないと!」
同点機、ここぞで期待して、期待通りに打ってくれたのは大したものである。
「ということで、ここまで!」
「勝ち越しの点には触れないの?」
「なんかもう、モヤモヤするのよ!」
勝ちパターンを出して負けた時ほど、心が暗くなることはないのだ。
「あと、世間様の声では、捕手交代に疑問を呈されていたりもするけれど・・・・」
「そんなことは現時点でどうこう言わないわ! まだ2試合じゃないの。頑張れ戸柱!」
そろそろ捕手も二人になるかもしれない。
まだマスクをかぶっていない嶺井なのか、失点している戸柱なのか。
そこも気になる所である。
「次は勝ぁつ!!」
「そう、負けっぱなしではいられないもんね!」
ルーキーの好投を無にするな。
そして3戦目もルーキーだけに、2戦目は絶対に勝っておきたい。
濱口、任せたぞ!