2019年4月9日 阪神戦
結果:横浜8-12阪神戦
敢闘選手賞:なし
「八百長か!」
持っていた携帯をベッドに投げつける結乃。
8-3からの大逆転負けで、怒りを通り越して情けないとしかいいようがない。
ちなみに理衣の目は死んでいた。
「とりあえず、ルーキーには試練を与えるってことね!」
上茶谷、6回を3失点と先発としての役割は果たした。
打線も援護して8点を取った。
しかし、中継ぎ陣と守備がぶち壊しにした。
「今日はもう、言うことはないわね!」
「良いところは・・・・」
「中井、良く打ったわね、以上!」
言い放ってベッドに倒れ込む結乃。
さすがにここまで酷い試合を2018年も見ていない。
いや、正確には20点取られた試合とかあったが、勝ちパターンを出してここまで打ち込まれることはなかった。
「どんだけ阪神にやられたら気がすむのよ!」
ファンといえども、さすがに腹に据えかねる。
「・・・・2018年は先発が駄目で序盤から崩れることが多かったけれど、今年は終盤で打ち込まれる。こっちの方が精神的にきついわ!」
「終盤までリードしているもんね」
「大敗しても、大逆転負けしても、今のところ勝率は5割だけれど、それ以上にダメージが大きいわよ」
苦手の阪神にシーズン初戦で勝てると思ったらこの有り様だ。
また今年も、いいようにカモられる姿しか浮かばない。
「良いことを見つけるしかないわね・・・・」
「何を?」
「明日はもう、雨で中止よ!」
「それ!? タイトルのポジってそれ!?」
いや、それしかないでしょ。
こんな試合見せられたら。
「えーと、ほら、10試合で勝ちパターンリリーフが試合をぶっ壊したのが3試合、それでも勝率5割よ!」
「お、ポジっぽい!」
「あと、関根が昇格!」
「期待したい!」
「でも、昇格した途端にこの試合って、どうなのかしらね!」
「そういうことは言わないの!」