2019年4月28日 巨人戦
結果:横浜2-7巨人
敢闘選手賞:大和
「二桁の大台に乗ったわ!」
拳をふりあげる結乃。
それくらいやらないと、やってられんこである。
「10連敗、だねぇ」
「3戦目のどすこいを今の打線で打てるとも思えないから、11連敗いくかしらね?」
「やめようよ、そういうこと言うの!」
心が折れそうな理衣であった。
「この試合は打順を弄って来たけれど、結局打つだけの打線だからなんも変わらないのよね」
「1番に入った大和選手が3安打の猛打賞だったけれど」
「その後、ただ打つだけだから、ヒットが続かない限り意味ないわよね。作戦もくそもないし」
「否定的なことばかり!?」
そうこうしているうちに相手に点を取られておしまい、である。
「ここにきて、ラミレス批判が凄くなってきているわね。まあ、監督なんて結果出なければ批判されるの仕方ないけれど」
「監督だけの責任じゃあないよね」
「もちろん、打線がこれだけ打てないの、打撃コーチはどうしているの、とかね」
田代コーチはやはり、一軍よりも二軍で育成の方が合っているのではないか、とか。
「あたしはラミレスをそこまで批判するつもりはないけれど、ただコーチや選手とうまくやれているのか不安ではあるわよね」
なんだかんだいって人間、メンタル面が影響を及ぼす範囲は大きい。
この人と一緒だと頑張れる、逆にこの人とだと委縮してしまう、というのは実際の所かなりある。
「そうよ、仕事で一緒にチーム組む相手で、全然違ってくるんだから。下手するとメンタルやられて休職とかあるしね」
「仕事? 結乃は学生だよねぇ・・・・?」
「そういう気持ちがわかるってことよ!」
おっと、ついぽろりとこぼれてしまったが、仕事をしている人なら分かるであろう。
そういった気持ち面が仕事の成果に大きく関係することも。
「やっぱり、ちゃんと考えて打席に立っているのかが分からんのよね」
「考えていても、結果が出てないのかも」
「もちろんそうだけど、さて困ったもんね」
ため息を吐きDす結乃。
さて、いつ連敗は止まるのか。
「よし、気分転換にまた打順を考えてみるわ!」
「またぁ・・・・」
「これくらいしか楽しめること無いんだもの」
1.神里(中)
2.柴田(二)
3.ソト(三)
4.筒香(左)
5.ロペス(一)
6.佐野(右)
7.伊藤光(捕)
8.大和(遊)
「石川は一軍にいないから、いる人で考えてみたわ」
「まともな感じだね」
「ソトが多少、マシになってきたんで、まあクリーンナップに置いて」
宮崎はお休みが良かろうと。
「あと、もうちょっと足を使えるラインナップで」
1.楠本(右)
2.柴田(二)
3.神里(中)
4.筒香(左)
5.ロペス(一)
6.ソト(三)
7.伊藤光(捕)
8.大和(遊)
「神里は三振多いし、細かいこと出来ないし、でも意外とパンチ力あるから3番にしてみた! ソトと入れ替えて6番というのもありかもね」
まあ、神里を下位にはもっていかないだろうが。
とりあえず、打撃の調子の良い選手を使い、左右病はやめよう!
さあさあ、苦しい時こそ気合が入るってもんでしょう!
ラミレス政権でなかった大型連敗も、昔は当たり前のようにありましたからね!
折れるなよ、最近のファンの皆様方よ!