2019年6月5日 オリックス戦
結果:横浜0-5オリックス
敢闘選手賞:なし
幸先良く勝利発信した交流戦。
いざ、第二戦は。
「完封負けで見所なし!」
結乃が一言のもとに切り捨てた。
「4安打だもんねぇ」
頬に手をあて、ため息をつく理衣。
「5回以降はノーヒット! どうしようもなかったわね」
「田嶋投手が良かったのかな」
「直接見ていないから分からないけれど、まあこの試合もやっぱり併殺でチャンスを潰したわね」
2番打者に適任がいないとはいえ、宮崎を置いている限りこのリスクはかなり大きい。
「久しぶりにスタメンの中井、楠本も良いところは無し。うーん」
「き、切り替え、切り替え!」
「まあねー、こういう試合ばっかだもんねー、いつまでもこだわっていても仕方ないわよねー」
「それはそれでどうかと・・・・」
「そして投手陣! 藤岡以外は息をするように失点!」
「あはは・・・・藤岡投手は凄いね」
ビハインド要員とはいえ、ここまでいまだ無失点である。
「それに引き換え石田! 3連続四球でチャンスを与えて失点とか、なんのために出て来たのよ!」
「確かにあれはちょっと、ね」
「そして砂田もまたもや失点と・・・・」
左腕の中継ぎが欲しくなるわけである。
外国人枠はあるが。
「とにかく、3戦目を勝って勝ち越したいわね! こっちは東だし」
「相手は榊原投手、育成出身だけど、良い投手みたいだね」
「だからって、やられていられないわよ。初戦の山本を打ったんだから、榊原も打つのよ!」
交流戦の第一カード、どうにか勝ち越して勢いをもって横浜に戻って来たい。
そのためにも東、頼んだぞ。