2019年8月2日 巨人戦
結果:横浜4-2巨人
敢闘選手賞:平良、ロペス
「おおお、菅野に勝ったぁ!」
結乃が吼える。
「今シーズン、調子が悪いとはいえ菅野投手に勝てたのは大きいね!」
理衣ももろ手を挙げて喜んでいる。
「こうなると、なんでよりによってあたし達が観に行ったスターナイトであんなしょぼい試合をしたのか!」
いまだ根に持っている結乃であった。
「気を取り直して。首位ジャイアンツとの3連戦、カード頭を取ったのは大きいわ!」
「しかも相手が菅野投手!」
「これでカード勝ち越しの可能性が高くなったわね!」
3連勝と言いたいところだが、確実に勝ち越していくのが第一だ。
「ロペス選手が勝ち越しのタイムリー2ベース! さすがチャモさん、頼りになります!」
「ロペスはこういう1本を打ってくれれば十分よね!」
満塁で高打率を誇るロペスが、この試合でも結果を見せてくれた。
「でも、ロペス選手が打つためには前の選手が重要! ソト選手が同点タイムリー!」
「ホームランはあまり出なくなっているけれど、タイムリーが増えているわね。調子が良さそうなので維持を!」
「そうしているとまた大きいのも連発しそうだよね!」
「2年連続HR王、そして打点王へ!」
いつしか打点もトップに並んでいるソトなのであった。
「さらにさらに、四番に戻ってヒットが出ていなかった筒香選手にホームラン!」
「それまで菅野に抑えられていた中で、主砲の一発で反撃開始だったわね!」
「これでまた打ち出してくれると良いけどね!」
「そういう甘い考えは捨てた方がいいわね!」
「ええぇ、なんで!?」
結乃は味方に厳しいのであった。
「打線はクリーンナップが揃って打点! そして投手は平良投手が6回2失点!」
「本当に平良は安定して試合を作ってくれているわね!」
「インタビューとかだと穏やかだけど、マウンドでは強気なのかな?」
「いやー、なんかマウンドでもゆったりしている感じじゃない? あとは長い回を投げられればね!」
右投手としては、上茶谷と平良、この二人の安定感がありがたい。
「エスコバー、パットン、康晃も問題なく、完勝!」
「この勢いでいきたいね!」
「そして週末! ここで雄洋の1000本安打が出るかもよ!?」
「それも楽しみだね!」
この試合でも石川のヒットから逆転につながった。
数字は上がっていないが、なんだかんだチームに影響を及ぼしてくれているのだ・・・・?
「さて、今は巨人よりも連勝しているカープが気になるわね! 負ければいいのに!」
「またそういうことを言う・・・・」
「ま、直接対決するまではどうしようもないわね。こちらは目の前の試合を頑張るだけよ!」
二戦目は石田。
先発復帰後は好投を続けるも、5回までしか投げていない。
次は目指せ6回だ!