2019年8月22日 阪神戦
結果:横浜0-8阪神
敢闘選手賞:なし
「いうこと無し!」
結乃が立ち去る。
「ちょ、ちょっと結乃!?」
慌ててその肩を掴んで引き戻す理衣。
「ちょっと、なんかあるの、この無様な試合で!」
「そ、それは・・・・でも、ファンは応援するしかないし」
「そうだけど、もうBクラスになって首脳陣交代したら?」
「またそんな過激で一方的なことを・・・・」
かなりヒートしてしまっているようだが、それも致し方ないところか。
まるで前週のヤクルト戦の如く、巨人に3タテ食らった阪神に3タテを喰らうというしょうもなさ。
週末は首位攻防だなどと燃えていたのが懐かしい。
「もう、巨人戦は3タテするしかなくなったけれど、打線がこの状態じゃあね」
「なんとかならないのかなぁ?」
つながりを欠いた打線、4番佐野とか、左右ジグザグにしたいだけなのだろうか。
その割に、5番以降は右が続くが。
もはやCS出場すら危ういのではと思えるような状況。
左腕トリオに頑張ってもらうしかない。
「梶谷とかあげられないのかしらね?」
「肩の状態かなぁ」
「なんでサード筒香にしたのに、セカンドをソトにしないのかしら。攻撃力あげるならそれでしょ」
「週末は楽しく過ごしたい!」
「外野を梶谷、神里、楠本、とかできれば、機動力だって使えるでしょうに」
「見てみたいね! その場合、誰かを落とさないと、だけど」
「誰が出ても結果が出ていないから、いいわよ! 負けて愚痴は簡単だけど、負けた時こそ次に勝てるように応援よ!」
「最初は帰ろうとしたくせに・・・・」
「おほほ!」
さて、とどめを刺されるのか。
再び復活の目が出てくるのか。
とにかく意地を、やる気をみせてほしい。