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2019年ベイスターズの歩み ベイスターズ

8/23 1ラウンド。東、ソト、梶谷の3人で勝利した一戦

更新日:

2019年8月23日 巨人戦
結果:横浜5-1巨人
敢闘選手賞:東、ソト、梶谷

 

■試合結果

 

「よっしゃーー、勝ったどーーー!
結乃が拳を高々と突き上げる。
「快勝! 連敗ストップ!」
理衣も拳をあげてぶつけあう。

「って、あまーーーい! 喜んでばかりじゃないわよ!」
「痛いっ! なぜしっぺ!?」
結乃にしっぺをされた理衣が、手首のあたりをおさえて抗議する。

「確かに快勝かもしれないけれど、3回以降はまったく打線で良いところなしよ! 家に着いたらどれだけ追加点が入っているかと思ったら、変わってないじゃない!」
「家に着いたらって・・・・でもまあ、確かに」
打線で中押し、駄目押しをして欲しい試合だった。

「まあ、この試合は連敗を止めたし、何より勝つことが重要だから良いことにするけれど」
「ええぇ、しっぺのされ損・・・・」
しかめっ面を見せる理衣だったが、勝ったからこそ許される。

「まーベイスターズらしい点の取り方、勝ち方よね。結局、ランナー置いて主軸が長打、これしかないのよね」
「その通りに、ソト選手が初回に先制3ラン!
「ロペス、佐野と、連続四球の後と、1安打で3点と幸先良かったわね」
「東投手も久しぶりの先発だけに、初回に援護があったのは良かったよね!」

「さらに2回、待ってました! 梶谷の2ランホームラン!
「怪我もあって苦戦していた梶谷選手が、1軍復帰早々にホームラン! 盛り上がるよね!
「2軍の成績的に、もう少し早く上げても良かった気がするけれど、まだ間に合うわよ!」
「打って走れる選手だもんね、この試合でもさっそく盗塁したし!」

梶谷の魅力はBIG4にない走力。
それも、神里など他の足が速いだけの選手とは違い、盗塁成功率も高い。
怪我が順調に回復し、打撃の調子さえ悪くなければ確実にチームにプラスになる選手なのだ。

「10連敗のときの石川、そしてこの苦しい時の梶谷、出て早々に活躍して勝利するのは、チーム的にも大きいわ!」
「打って打って打ちまくってほしいね」
「かつてのスーパー梶谷級の活躍を期待したいわね。って、そうじゃなくても、体重が落ちていないなら一か月くらいは好調が続いてもおかしくないわよ、梶谷なら」
決して打線の調子が良いわけではない。
この試合もわずか5安打、ランナー置いての一発が出たから5点が取れただけなのだ。

「でも、2盗塁と、足を使ってどうにかしよう、っていう感じは出ていたよね」
「それよりも、東がバント失敗したのがだめよ! まず、そこをちゃんとすること!」
凡事徹底、である。

「その東投手が8回1失点の好投!
「復活してきたわね。東が本格的に復活なら、先発陣としては大きいわよ!」
「この試合は球数も少なかったしね」
「怪我明けだし、100球めどになるでしょうけれど、東は球数少なくいけるはず!」
巨人さんキラーでもあるし、頼もしいです!」

「守備では1失点したあとなお続くピンチで、神里選手が見事なバックホームで追加点を阻止!
「1点取られても犠牲フライでランナー無しになったけど、1死と2死じゃあ違うし、点が入らないのも大きいわよね」
「守備でいろいろ言われていた神里選手だったけど、やっぱりイケメンだよね!」
「関係ないし。まあ、あそこで点を取られていたら、夏場不調の康晃の出番だったから、それを考えても良かったわね」
「ひどい!!」

「さあ、これで3タテの道が続いたわ。次は石田、左腕カルテット長男として意地をみせなさい!
先発復帰して、登板した試合は負けなし! 2戦目も勝てる!」
「相手は左腕だけど、不安定さもあるから、なんとか1戦目みたいに序盤で点を取りたいわね!」
「一戦必勝、また勢いを取り戻そう!」

まだ諦めていないぞ。

手の平を帰す準備は万端だ!

 

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