2019年9月8日 中日戦
結果:横浜2-5中日
敢闘選手賞:齋藤
「素晴らしい投球だったわ、齋藤!」
「プロ初先発で5回1失点! 良かったよね!」
「うん。以上、サラバ!」
「終わらない!」
去ろうとする結乃の首根っこをおさえつける理衣。
「え、他に何かある?」
「いや、でも、ほら、ねえ?」
「ほら、理衣ちゃんだって何もないじゃない!」
「あうーっ!!」
と、いうくらい、どうしようもない。
これで中日に3タテをくらい4連敗。
今のチーム状況ではCSを逃がしてもおかしくないくらい、勝ち筋が見えない。
「大体、1点差ならまだ分からないのに、そんな状況で上げたばかりの三上を使う? 最初は点差のある楽なところで投げさせるでしょうよ!」
案の定、失点した三上であった。
「あそこは石田か、それこそエスコバーでも良かったでしょう。どうなっているのよ!?
「エスコバー投手、出番がなかったねぇ・・・・」
「それ以上に、打線がどうしようもないわね。ただ振るだけ、凡打を重ねて、はぁ」
「重苦しいねぇ」
「ヒットを打ったのが下位打線ばかりじゃない。しかもうち一本は齋藤とか、上位打線がまるで機能していない!」
「どうしちゃったのかなぁ」
「やっぱりあれね、雄洋を落としたからね!」
「石川選手、戻ってきて!」
偶然だろうが、タイミング的にはそうなってしまう。
まあ、肩に痛みがあったということらしいから、仕方ないのだろうが。
「これで巨人と天王山とか言えないわね。もー3連勝しなかったらお終いに近いわよ」
「でも、3連勝すれば!」
「今の打線じゃ、いくら今永が抑えても打てないでしょ」
「でも、横浜スタジアムだし!」
苦しい時こそ、ファンの力で背中を押す。
ただの精神論かもしれないが、出来ることはそれくらいだ。
「諦めないわよコンチクショー! 誰が諦めてたまるもんですかってーの! 台風が全てを吹き飛ばしてくれるわ!」
「本当、そう願いたい!」
ストレス溜まるけれど、9月にこういうストレス自体が久しぶりだから、それを楽しもう!
・・・・楽しみ辛いですけどね。