６月２日（火） 横浜 ５－５ 楽天
「いよいよ練習試合が始まったわー！」
結乃がジャンプしながら言う。
「本当、開催できた良かったね！」
１９日の開幕に向けての練習試合。
結果は引分だった。
「先発は濱口！ ３回１失点とまずまずね」
「何より奪三振５！ そこが良いんじゃない？」
「投球内容を見られていないけれど、まずまず。あとは球数よね」
「確かにちょっと多いよね」
とはいえ、結果としては悪くないのは確か。
「ただ、櫻井、笠井はちょっと結果が出なかったわね」
「櫻井投手はホームラン２本を打たれて３失点かぁ」
「オープン戦の時とかわっていないじゃない！」
「ま、まあ、久しぶりの実戦だし」
「どう考えても生きた球を打っていない野手の方が厳しいはずなんだけどね！」
「それを言われると・・・・」
「笠井も失点１よりも、ランナーためて安定感なかったわね」
「まだ、次回の登板があるはずだから頑張って！」
「ほいで、打線はオースティン爆発！」
「オープン戦でも打っていたけれど、好調を継続かな？」
「１試合じゃあわからないけれど、ちょっと安心はするよね」
３安打の猛打賞、１本は特大のホームランだった。
「ソト選手もタイムリー２塁打、ぷーさんも２安打だからね」
「まあ、主力以外が頼りない状況も変わらないけれどね・・・・」
「そんなことないよ、ほら、なんといっても９回に桑原選手が同点２ラン！」
「桑原は背水だからね。この試合、梶谷と神里が打っていないから、良いアピールになったわね」
とはいえまだ１試合、これからも競い合って欲しい。
「まあ、相変わらずホームランでの得点ばかりだけれど、まずは試合を無事にできたことを喜びましょう」
「そうそう、試合が出来る喜び！ ってね」
「東京じゃあ東京アラートが出るみたいだし、この先、油断できないわよ！」
「ホントに、不安もあるけれど、なんとか！」
良いところも悪いところもあったかもしれないが、何よりも本当に開催できたことが。
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