2020年6月27日 阪神戦
結果:横浜6-8阪神
敢闘選手賞:オースティン
「またか康晃!」
結乃がタオルを投げ捨てた。
「・・・・」
理衣は無言である。
1点差で迎えた9回表。
2死ランナーなし。
からの連続四球。
からの逆転3ラン。
「なんで、毎回のように2死無走者から四球とかでランナー出して打たれんの? バカなの!?」
「結乃、こ、言葉!」
「いや、南海見せられたらいいのよこれ!」
「あうー」
ファンなら毎度の場面だ。
2019年も、優勝を決められた巨人戦とか。
CSの阪神戦とか。
そんなんばっかり。
「もちろん、セーブ王取っている実績は認めるし有難いけれど、こればかりはね!!」
「印象が良くないよね」
「別に1年間試合があれば仕方ないわよ。でも、阪神戦よ! 初戦に勝って連勝すればってところで、また阪神に横浜戦での自信を付けさせてどうすんのよ!」
「それだよね・・・・」
ただ救いは打線が好調なこと。
一方的にやられたわけではない。
まあ、阪神戦はそんなんばかりだが。
「とりあえず、痩せなさい! 無駄に恐れて四球を出さない!」
「き、切り替えて3戦目、勝って勝ち越そう!」
「あーもー!!」
マジで。
頼むよ。