2020年6月30日 巨人戦
結果:横浜2-5巨人
敢闘選手賞:梶谷
「なんであそこで濱口を変えた!?」
多くのファンが思っているであろうことを結乃は言った。
「色々と考えがあって・・・・」
理衣がフォローしようとするが。
「まだ90球も投げていないのに、はぁ!?」
結乃の怒りは収まらなかった。
「もちろん、続投していたらどうなっていたか分からないけれど、濱口は今季、今永と並んで柱なんでしょ。それなのに!」
「まあ、まだ1失点だったしね」
「球数もそうだし、逆転されるまで投げさせなさいよ!」
「継投は難しいね」
国吉が抑えていれば継投成功となる。
結果論だけに、なんともいえない。
「しかし、継投が成功しても2点じゃあね」
「初回は良かったのにね」
梶谷、ソトの連打。
佐野の犠牲フライに宮崎のタイムリー。
あっという間に2点を先制したのは鮮やかだったが。
「その後がさっぱり。戸郷が良かったのか、攻めが雑なのか」
「悔しいね。5安打だもんね」
「そういう日もあると切り替えるしかないけれど、濱口で負けるとキツイわね!」
何せこの後、櫻井、大貫である。
初戦を取れていないと、3連敗の目も十分にありえる。
「そうならないためにも、打線の援護を! メルセデスを攻略するのよ!」
「苦手な左腕だね」
「中盤に崩れる感じだから、それまで櫻井がもてば勝機はあるでしょ!」
「相手投手が左腕だから、ロペス選手を戻すかもね」
「エスキーも今日投げて打たれちゃったからねぇ」
この辺は悩みどころである。
櫻井だけにブルペンを厚くしておきたいが、攻撃力も欲しい。
「それでも絶対に勝つ!」
「届けパワー!」
巨人を走らせないように!