2020年7月14日 中日戦
結果:横浜5-3中日
敢闘選手賞:大貫
「よーっし、連敗阻止! これでまたヌケヌケね!」
勝利を見届けて結乃が言う。
「これだけ続くのもたいしたものだよね」
感心したようなそうでないような、そんな感じで理衣が言う。
「できれば連勝してほしいんだけど、連敗しないだけマシともいえるしねぇ」
「でも15戦連続は史上初らしいよ!」
なかなか珍しい記録のようであった。
「この試合は大貫投手!」
「前回、1イニングで降板という屈辱だったからね。これが背水の陣だったわ」
「そこで見事に8回2失点! しかも自責点は1だからね」
「8回で89球、完投も出来たと思うけれど、スタミナがあるタイプでもないし、3点差だったからセーブもつくし康晃を出したわね」
「もっと点差があればねー」
「まあ、康晃が出ても点は取られたけれどね」
「この日は何が良かったのかな?」
「実際に直に投球を見られていないからなんともだけど低めにいっていたんじゃない?」
「適当だぁ」
「仕方ないじゃない! でも広いナゴヤドームだから、思い切って投げられたのかもね」
中日打線の早打ちに助けられた面もあるのだろうが、この調子で次回登板も頑張ってほしい。
「打線は4回に集中打で一気に5点!」
「オースティンがいないだけに、取れる時にとっておかないとね」
「ヒットもそうだけど、倉本のショートゴロの時のロペスの冷静な判断よね」
「リクエストを要求して見事にセーフに!」
「相手のミスに助けられたけれど、これで梶谷まで打順が回って2点追加できたからね」
「打線もまた二桁安打!」
「併殺とかチャンスを潰すことも多いけれど、ヒットが打てないよりは点が取れる可能性は高いわけだし、まあいいかー」
「そうそう。前向きにね!」
「梶谷が好調を維持しているのが良いわよね。やはり先頭が出れば点につながりやすいと」
「盗塁も決まり出したしね」
「他に走れる選手がいないからね!」
「この試合では倉本選手も2安打!」
「相手が右投手、大和の休養もありの出場だけど、どうにか活かしたわね」
「ガッツで頑張ってほしいね」
「他の選手の怪我は他の選手のチャンス。ソトを外野にして、内野強化で山下が登録。山下もこのチャンスをどうにか活かしたいわよね」
「代打陣が苦しいから、そこで結果を出せれば、だよね」
「ソトの外野は怖いから、嫌なんだけどね」
だがそれも、他の外野陣が結果を残せていないからだ。
「さあ、今度こそ連勝を狙って頼むわよ、濱口!」
「打撃陣も援護を!」
そして貯金4を!