2020年7月16日 中日戦
結果:横浜0-8中日
敢闘選手賞:-
「あー、つまんない試合!」
投げ捨てるように結乃が言う。
「とうとう、連敗でヌケヌケが止まっちゃったね」
理衣も肩を落として言う。
「負けた内容よ! 何なの最近の打線の酷さは!」
ランナーが出ても何もできない。
この試合も、序盤で先頭を3回出すも、全て併殺になっている。
特に3回は1死満塁と絶好のチャンスでソトが併殺。
「まあ、ソトが打てなきゃしょうがないってのはあるけれど、3イニング連続とか!」
「宮崎選手は2打席連続だったね」
「あの辺で1点でも取れていればまた違ったかもしれないのに」
それでも中盤までは踏ん張った。
中川を1回で早々に見切り、平田、武藤とつないで6回までは2失点で耐えた。
「それが、7,8回で試合をぶっ壊しちゃって」
「うまくいかないときって、こういうものなのかもね」
「とりあえず、中川、櫻井は2軍でやり直したら? 四球、四球でタイムリーとかなんも成長していないじゃない!」
「うう、なかなか擁護できない!」
「前回と同じよ。どうしようもないわ」
「いい球は持っているのにね」
「それだけじゃどうしようもないのよ」
なんだかんだで、大貫との差が出てしまった。
球速は同じくらいでも、きちんと制球できなければ一軍では通用しない。
「あーもー! 打線はクソね!」
「そういう発言はやめようよ!」
「いかんいかん、私としたことがお下品な」
「そうそう、冷静に」
「とはいえ酷すぎるからね。これはもう、雄洋を呼ぶしかないわね。オースティンも怪我でソト外野、セカンド雄洋できるじゃない」
「好きだよね、石川選手」
「幸運の置物にすがりたいわ! まだ2連敗だし、貯金も1あるけれど、そんなチームに見えない!」
さて、今はチーム状態は明らかに落ちている。
横浜に戻って踏ん張れるかどうか。
「でも週末は雨ね。これが吉と出るか凶と出るか」
「横浜で、観客もいる中で選手に力を出してもらおう!」
「でも、コロナも増えている中で本当に良いのかしらね・・・」