2020年7月28日 巨人戦
結果:横浜2-4巨人
敢闘選手賞:石田
「どんだけ巨人に負けるのよ!」
悔しそうに結乃が言う。
「うーん、これで対戦成績1勝6敗?」
理衣も気まずそうに言う。
本当に、どんだけ負ければ気が済むのか。
「これはもう、巨人の犬と言われても仕方ないわね!」
「ま、また、そういうことを」
「だって事実だし!」
「うーん、厳しいね!」
「菅野相手だし厳しいのは分かっていたけれどさー。本当にね」
「それでも球数は投げさせて、7回で降板したんだけどね」
「相変わらず、ヒットはうってもタイムリーが出ない打線になったわね!」
「菅野投手が踏ん張ったというべきか」
得点圏で宮崎が二打席連続で凡退。
6回も、代打の神里が三振。
9回も、ソトが凡打。
「それに比べて巨人は8回、代走の増田が盗塁してタイムリー! こういう野球が横浜はできないのよね!」
「安打数はこちらの方が多いもんね」
9安打と6安打。
でも、2点と4点。
「このままじゃ、また3連敗して終わるわよ!」
「いやいや、信じて応援しようよ!」
「信じたところで野球の質は変わらないからね」
「でも、それが横浜の野球だし」
「そうなのよねぇ、打つのを待つしかないわ。でも、投手にバントくらいさせなさいよ!」
またしても言われるであろうことである。
「今日の試合見ると、ヒット打ったの梶谷、佐野、ロペス、柴田の4人だけなのよね。そりゃ点も入らないわ」
「特定の人だけが打っているんだね」
「線になっていないからね。あーもうっ! 次こそ!」
「濱口投手に期待しましょう」
「濱口かぁ。今期、イマイチだからね。とにかく制球が。いや、いつものことだけど」
相手は戸郷。
これまた難敵で苦しい戦いが続く。
「悔しい、このままじゃいられないし、絶対に勝ぁつ!」
「そうそう、勝とう!」
頼みます、選手の皆さん。