2020年8月19日 広島戦
結果：横浜２－２広島
敢闘選手賞：投手陣
「非効率！」
と、結乃が一言いって口をへの字に結んだ。
「う、うーん、投手陣は頑張ったじゃない？」
理衣がフォローするように言う。
「投手陣はまあ、頑張ったわよ。２点で踏ん張ったしね。打撃陣が１１安打２点て！ ２点て！」
「２回言ったね」
「それも５回まで９安打２四球で２点て！」
「確かに、ね」
「初回、４安打１四球で２点！ まあ、あやうく点が入らないところだったから、２点入って良かったわ」
「ロペス選手が久しぶりの打点！ 先制２点タイムリー！」
「問題はその後よね。２回も１死１，２塁で無得点」
「５回も同じだったね」
「いずれも無得点。６回には牽制死。その後はほぼチャンスなし」
「ランナーも２死からだったから、ね」
「ちょっとどうにかしないとねぇ」
「チャンスに打てる人を募集！」
「濱口は久しぶりに良かったけれどね」
「まだ交代しなくて良かった気がするね」
「８７球だったしね。ま、これまでのピッチングでの信用の問題ね」
「ただ、交代した国吉投手が････」
「ま、交代した投手が打たれて勝ち投手を失うとかいつも通りね」
結果論なのかもしれないが。
どうしてこうも継投はうまくいかないのか。
「幸い、その後の康晃、石田、エスコバー、三嶋が踏ん張って負けなかったけど」
「それ、重要だよね！」
「ただ勝ちパが連投になっちゃったからキツイわよね」
「３戦目はピープルズ投手、継投は必須だよね」
「打線が爆発！ すればいいんだけど、うーん」
相手はジョンソン。
今季、勝利がないとはいえ、与しやすい相手ではない。
「カード負け越しはなくなったけれど、巨人が負けないわね！」
「なんとか食らいつかなと」
「ローテがきつくなっているから、だからこそ野手がカバーしたいんだけど」
たまには繋がって、大量点とか見せて欲しいのであった。
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