2020年8月26日 広島戦
結果:横浜2-4広島
敢闘選手賞:梶谷
「はーあ、やっぱり打線がダメね」
結乃が嘆く。
「うーん、重いね」
理衣もため息を吐き出す。
カードの初戦こそとったものの、打線は元気がない。
投手陣はある程度は踏ん張っているのだが。
「この試合も結局はホームランの得点だけだからね」
「梶谷選手が前日に引き続き好調、10号2ランホームランだね!」
「とはいえそれだけ、タイムリーはやっぱり出ないわね」
「4回の柴田選手がタイムリーになるかと思ったんだけどね」
全体でも6安打。
7回以降はあっさり終わってしまった。
「他にあまり言うべきことがない試合ね」
「えーと、濱口投手は6回を投げきって3失点! 悪くはなかったよね」
「悪くはないけれど、これ以上を求めている投手なのよ!」
「うーん、厳しい」
今永、平良がいない現状、濱口には引っ張ってもらいたいのだが。
「打線も色々と組み替えてきたけれど、やっぱり駄目ね」
「ロペス選手を落として、細川選手があがってきたね」
「まーロペスは調子悪かったしね、2軍で調整してあげてきてほしいわね」
「細川選手にその分期待したいね!」
「2軍で良いからあげてきたんだから、スタメンに使えば良いのに!」
「3戦目はスタメン、来るんじゃない?」
左腕のジョンソンであれば起用される可能性は高くなるか。
「もう、そういう誰か起爆剤になる人がいないときついわ!」
細川が入るなら、ソトをファーストとして、細川を6番あたりで起用するか。
「なんとか、カード勝ち越しを!」
「3戦目は井納、カープ戦には今季好投しているし、困った時に頼りにさせて!」
とはいえ、井納が好投しても打線が打てなければ勝ちはない。
ジョンソンは勝ちが付いていないとはいえ、油断できる相手ではない。
恐らく倉本、嶺井が並ぶであろう下位打線にも期待したい。
「こんな打順はどうかしらねぇ?」
梶谷
宮崎
細川
佐野
ソト
倉本
嶺井
柴田
投手
「・・・・これで点が入るかしら? 自分で言っておいてなんだけど」
「どうすれば繋がりが出るのか、だよね」
「足があるから細川2番の方が良いのかしら? 問題は1軍でもボールを見極めて出塁できるか、よね」
「覚醒に期待!」
「あるいは左腕だから柴田じゃなくて中井が入るかも? ファイアーね!」
「予想が当たるかは、試合が始まってから!」
勝ちたいなぁ。