2020年8月30日 ヤクルト戦
結果:横浜4-6ヤクルト
敢闘選手賞:武藤
「うーん、やっぱり勝てなかったか!」
結乃が悔しそうに言う。
「最後、見せ場は作ったんだけどね」
理衣も残念そうな表情を見せる。
試合前から圧倒的に分は悪いと思っていたが、まあ、その通りになった。
「てゆうか阪口、打たれるのは仕方ないけれど、点の取られ方が!」
「満塁ホームラン打たれちゃったもんね」
「満塁の仕方が悪いのよ! 四球、四球、ホームランて!」
「そうだよね、打たれて満塁、じゃないもんね」
打たれて満塁でHRもよくはないが、四球で塁を埋めてHRの方がより印象が悪い。
「まだ1軍で投げるレベルじゃないのかしらねー。それ以外の打球も、なんかみんな良い打球ばかりだったし」
「速球のスピードは出ていたけれどね」
「打ちやすい速球なのかしらね? 速いだけじゃ仕方ないのよ!」
「今回の内容だとちょっと厳しいよね」
さすがに次週は先発登板はないだろうか?
しかし、そうなると誰か先発がいるか? 13連戦という中で。
「2回で降板だから、エスコバーにパットンまで登板させちゃったじゃない!」
「短いイニングで降板となるときついよね」
完全に試合を棄てるならもっと投げさせる手もあったろうが、それでは阪口を晒すだけにもなりかねない。
それに、続投させるような内容でもなかったということか。
「そんな中で武藤が2イニングをパーフェクト、伊勢も1点を取られたとはいえ2回2/3を投げてくれたわ」
「そこは助かったよね!」
「欲を言えば伊勢がもう1アウトを取ってくれれば、平田を1イニングいかせられたんだけどね」
「だから9回、パットン投手になっちゃったもんね」
「打線に関しては、一応、二桁安打は打ったんだけどね」
「集中打にはならず、最終回まではソロHR2本だけだったからね」
「まあ、石山を攻めて2点を取ったのはいいけれど」
「でも、不振だった桑原選手がHRを!」
「うーん、クワの場合はたまたまのHRよりも、ちゃんと振ってヒットが出て欲しいわね。9回もあっさり三振だったし」
「厳しいね」
「良くなったとは見えないからね」
「まあ、阪口-小川は、カード前から無理だろうと思っていたから、2勝1敗なら良いといえるのだけど」
「先発ローテが苦しい中で頑張っているよね」
「この苦しい状況で13連戦かー! ホント、先発どうする?」
さらに連戦の頭は巨人3連戦。
9月に入り、徐々に勝負所にもなってくる。
なんとか、くらいついていきましょう。