2020年9月3日 巨人戦
結果:横浜4-13巨人
敢闘選手賞:百瀬、そして全員(この采配でよく1試合戦った!)
「百瀬、初ヒット&初打点、おめでとう! 以上!」
「気持ちは分かるけど!」
「・・・・はっ、無様ね。ここまで酷い試合は久しぶりに見たわ!」
結乃が吐き捨てるように言った。
「ううん・・・・」
理衣は何を言って良いか分からない表情だ。
「あとは8回、嶺井、神里、百瀬の連打で1点返して尚無視1、3塁。大量点差なんだからねばっこく繋ぎのバッティングをして欲しかったわ」
「みんな、打ちあげちゃったもんね」
「ここをビッグイニングに出来れば、少しは状況変わったかもなのに」
しかし。
2イニングで13失点。
何のためのオープナー?
本当にやる意義があったのか。
大事な首位とのカードで、なぜ、井納かピープルズを投げさせなかったのか。
「馬鹿じゃないの? 何の目算があってオープナーとか言っていたのかしらね。オープン戦とかからちゃんとその気でやらせていたの?」
「どうなんだろうね、実際」
「当たらない奇策ほど無様なものはないけれど、ここまで裏に出ると笑うしかない感じ?」
「そう言わずに、なんとか前向きに」
「そうね、パットンと武藤はラミレスの意味不明なクソ采配の被害者だから、気にしないで! ホントに!」
「それが前向き!?」
「無駄なオープナーで、この大差でまたピープルズを投げさせるとか意味あんの? ってか中継ぎ総動員したらただのブルペンデーじゃない、アホか!」
もちろんプロなのだから、起用された場で全力を出して結果を出して欲しいというのは分かるが。
「さすがにもう、采配の擁護というか、なるべく批判はしないようにしていたけれど、その気が消失しかけているわ」
「結果が出ないとね」
「試合ごとにかえる守備位置、打順、役割。選手はテレビゲームのプレイヤーじゃないんだから!」
「色々な守備位置を守れるのは強みだけどね」
「それとこれとは話が別!」
先発で良い結果を残していたピープルズを負け試合で中継ぎ起用。
中継ぎで最近、ようやく調子も戻ってきた感じに見えたパットンを先発起用。
守備の軽視。
先発と中継ぎでは準備の仕方が違う。
おそらくパットンは先発のでの準備なんてオープン戦もオフもやっておらず、急きょやったのだろう。
本当に、選手は全員納得の上での采配、起用なのか。
もちろん、監督なのだから決定権があり、その監督に従うの選手である。
そこで力を出すのがプロとはいえ、人間だから心があって、一番力を発揮できるような場を提供するのも上司の役割。
それは会社でも同じで、上司が好きなように部下に仕事を与え、配置をしたところで、本人の意識と合致しなければ最高の結果は得られない。
どんな優秀な人でもメンタルをやられて休職に追い込まれることもある。
ということで。
「あああ、言いたいことはあるけれど、とにかく選手の皆は怪我しないよう頑張って頂戴としか!」
「ファンは、応援を辞めないから!」
ただまあ・・・・本当にもうラミレスは・・・・