2020年9月12日 中日戦
結果:横浜7-3中日
敢闘選手賞:オースティン
「いきなりやってくれたわオースティン!」
結乃が快哉をあげる。
「びっくりの一撃だね!」
理衣は喜びつつも驚いている。
なんとか連敗を止めたいベイスターズ。
この試合では一軍昇格したオースティンを即・スタメン6番で起用した。
「ファームで全然打てなくて、前日の二軍で3安打したからってすぐに昇格しても果たして打てるのか不安だったけれど」
「すぐに結果を出してくれたね!」
「打った瞬間の当たりだったわね」
「初回に大きな4点をあげることになる3ラン!」
やはり、オースティンがいるというのは打線の厚みというか、相手に与える脅威が異なる。
梶谷、ソト、佐野、宮崎、オースティン
5人が名前を連ねているからこそ、打線の強みが出るのだ。
「もちろん、この後の試合でも打てるかどうかは分からないけれど、相手からしたら嫌でしょうからね」
「5回も、ちゃんと押し出しの四球を選んだしね」
「落ちる球はどうしても振っちゃうのが多いけれど、そこも全部なんでも振っちゃっているわけじゃないからね」
「これから楽しみだね!」
あとは、怪我をしてくれないよう祈るのみ。
「打線は、宮崎が先制タイムリーに、倉本がエラーを帳消しにする2点タイムリー」
「倉本選手のタイムリーが大きかったよね」
「まー、あのエラーがあったからね。大和の送球がイマイチだったとはいえ、あれはちょっと」
「打撃で取り返す、それでいいじゃない」
今年の倉本にはそれが期待できるのが大きい。
「初戦ではノーヒットだった佐野も3安打だし、心配なさそうね」
「打線はこれで揃ってきたね」
あとはロペスが復調した時にどうするか、だろうか。
「投手は、濱口がなんとか5回3失点で勝利投手」
「味方のエラーもあったけれど、粘ったんじゃない?」
「まあ、プラスにも捉えらえるけれど、やっぱり四球で苦しくしているのよね」
「長いイニング、投げてもらいたいけれどね」
今の出来では、先発の中では大貫、井納、上茶谷に続く4番手というところか。
奮起してほしいのだが。
「コマが一枚戻って、攻撃的には大きいと前向きに」
「一つ一つの試合を勝っていくしかないね」
「まずはカード勝ち越し、今や先発陣のエース格大貫、頼むわよ!」
打線の課題は、あとは2番打者をどうするか、だろう。
さてさて。