2020年9月19日 巨人戦
結果:横浜7-1巨人
敢闘選手賞:エスコバー、梶谷、佐野
「よし、連勝よ!」
結乃が拳を握って言う。
「この試合も快勝だね!」
理衣も頷く。
チーム状況が悪い中で迎えた巨人戦だったが、巨人の方もチーム状況悪く連勝となった。
野球は流れのスポーツ、やはり分からないものである。
「この日から観客の上限数も増えて、外野席にも観客が入って選手の力にもなったのかもね!」
「やはり声援の力は大きいよね」
「とはいえ、色々と気を付けて応援しないとね」
「球場内だけじゃなく、行き帰りの公共交通機関も、だね」
「試合の方は、展開的にはそれなりに良い点の取り方というか、ベイスターズらしい点の取り方だったわよね」
「なんといっても4本のホームランが出たからね」
「タイムリーは初回、佐野の先制タイムリーだけだったからね」
「でも、相手エラー、盗塁、そしてタイムリーと、効果的な得点でした!」
「佐野は本当にたいしたものよねぇ」
「当たり前のように打ってくれるもんね」
「先制した後は、大砲での攻勢。3回に梶谷、ソトが連発!」
「ソト選手はこれで通算100号! 歴代6位の速さだって!」
「打球も弾丸ライナーで凄い速さだったけどね」
「9月に入って量産、もっとガンガン打ってくれることを期待!」
「ただその後、6回の1死満塁で点が取れないのが、らしいところよね・・・・」
「柴田選手、戸柱選手が打ちあげちゃったね」
「てゆうか、初球から打っていてそれ!? ってところよね」
「あれで、流れが変わらなければ良いなと思ったけれど・・・・」
案の定、流れは変わり。
そもそも国吉回跨ぎというのもあったが、1死満塁の大ピンチに。
「そこで登板のエスキーがホームゲッツー!」
「嫌な流れを断ち切る、この試合のMVP的な投球でした!」
「その後はまた流れよね。梶谷のこの試合2発目の完璧なあたりの2ラン!」
「そして佐野選手がこの試合3安打目のこれまた2ラン!」
最後は三嶋が調整登板。
が、2死からイマイチで27球も投げたのは誤算だったか。
3戦目が雨天中止の可能性が高いから投げさせたのか。
「あとは濱口、また6回を投げ切れずか」
「内容は良かったんだけどね」
「あともう少し、きばれ!」
これで2連勝。
今まで2回、3タテを喰らっているだけに3連勝といきたいところ。
「問題は雨よね」
「天気悪そうだね」
「巨人の調子が悪い時に叩けるなら叩いておきたいわよね」
予告先発は、安定している大貫。
巨人の今の打線の状況ならそこそこ勝てる確率はある。
「問題はメルセデスを打てるか。球数させ放らせられれば、ね」
「是非、3タテを!」
「何より大貫とメルセデスのベンツ対決だからね! 1度勝っているし、また勝ちたい!」
「・・・と思ったら、メルセデスが左肘の違和感で登板回避、畠に変更だって!」
「畠投手も出始めの頃に苦しめられたからね、なんとか打っていきましょう!」