2020年10月3日 中日戦
結果:横浜7-9中日
敢闘選手賞:リリーフ陣
「はいはい、予想通りの敗戦ね」
諦めたように結乃が言う。
「そ、そんな風に言わないで、もう少しのところまで頑張ったし!」
理衣がなんとか盛り上げようとするが。
負けた事実は変わらない。
「ああもう濱口! 本当にアテにならないっつうか、もう落としていいわ、代わりに宮城投げさせて、宮城」
「まだ支配下登録されていないけれど」
「濱口にローテ使わせるくらいなら、若手をどんどん投げさせてもいいわー」
「投げやりにならないで!」
「いや、投げやりじゃないわよ、将来を見据えてだから!」
「濱口投手も、他の投手が怪我でいない中頑張っているわけで・・・・」
開幕から頑張っているとはいえ、良かったのは初戦くらい。
あとは6回投げ切れず、この試合に至っては2回を投げ切れず大炎上。
「もうさ、高城と組ませる意味もあるのか分からんわ」
「ううぅ」
他の捕手では駄目なのか?
というか、他の捕手でそれほど変わるか?
「まー、その後を投げた砂田は木下に打たれたHRが邪魔だったとはいえ、5回までよく投げたわ」
「その後も三上投手、平田投手が2イニングずつ投げてくれたしね」
「前に2試合で無駄に中継ぎを使っているからね」
「こういうのがきっと活きるはず!」
「もう一か月でシーズン終わるけどね」
「・・・・」
「でもほら、打線は頑張って7点取って2点差まで追い上げたよ!」
「相手が舐め腐って選手代えて、守備もがばがばだったしね」
「いや、内野は締まっていたよ」
「まー、さすがに2回で9失点はカバーしきれなかったわね」
せめてもの慰めは、ガールズフェスティバルのイベント、球場観戦のファンが最後に楽しめたであろうことか。
「これで4位転落だけど、はぁ、なんかもっと落ちていきそうな勢いね!」
「そういうこと言わないで! でも梶谷選手が途中交代と、また怪我人かと不安になるよね」
「もう無理しなくていいわ。くっすーでも宮本でも出してチャンスを与えて欲しいわ」
「うーん、でも無理しないで欲しいというのはその通りだよね」
今季は素晴らしい活躍を見せてくれた。
来期にそれを繋げてくれれば。
「さて、3タテくらいそうな3戦目、大貫で勝てなければさらに翌週も連敗は続きそうね!」
「やめて!」
何せ先発投手がいない。
上茶谷も落ちて、誰投げる?