「伊藤光の起用には納得いかなかったわ!」
いきなり不満を訴える結乃。
「もっと見たかったよね、イケメンだし」
理衣も不満そうである。
ファンの間でも色々と言われた伊藤光。
2020年は本人としても不本意なシーズンだっただろう。
#29 伊藤 光
出場試合 : 30
打数 : 51
打率 :.216
安打数 : 11
HR : 0
打点 : 6
盗塁 : 0
「数字が示している通り、とにかく全てが残念だったわ。ということで仕方ないけれど20点ね」
「本当にねぇ」
「シーズン通して出場すればもっと数字も上がると思うんだけど。。。」
「怪我もあったけれど、本当に一軍であまり見られなかったもんね」
その内実は分からないけれど、多く言われていたのがラミレス監督との確執。
というか、ラミレス監督が起用しなかったのではないか、ということ。
もちろん、一方的にどうこう言える立場にはない。
組織として、その組織の方針に従わない選手の起用の優先度が下がるのは、分かるわけではない。
「伊藤光は自分の意見を言うタイプみたいだしね、そこが合わなかったのかしら」
「いきなり試合途中で交代とか、2軍に降格とかだったもんね」
「他の捕手でも同じ対応していれば、まだ分からなくもなかったんだけど・・・・」
「色々と憶測のもとの批判が絶えなかったね」
「でも、出場すればもっと数字を残すと思うのは本音よ。打率は.216だけど、出塁率は.355あるのよ」
「打率より1割以上高いんだね!」
「いかに打席で粘って、四球を選んでいるかよね。こういうこと出来るの、チームでは他にいないからね」
「重要だよね!」
なお、戸柱は打率は.212とほぼ同じだが、出塁率は.244と一割以上の差がついている。
この辺は技術の差か。
「21年は三浦監督になって、捕手起用がどうなるか、よね」
「三浦さんは光さんの能力の高さはかっているみたいだしね」
「そりゃそうでしょ。あとは何を優先するか、よね」
「嶺井選手、高城選手もいるしね」
伊藤光とて、このまま黙っているつもりはないだろう。
体調も万全に整えてシーズンを迎えて欲しい。
「球団として必要だから複数年契約したわけよ。きちんとモチベ保ってできるようにするのがチームの責任よ」
「それだけの力もあるわけだからね」
「優遇しろというつもりはないわ、そこは競争だし」
「まだまだ老け込む年齢でもないし!」
21年こそ、正捕手としての力を見せてくれることに期待したい。