「来たわね、ムトゥーさん!」
はしゃぐ結乃。
「テンションあがるね!」
と、こちらも喜んでいる理衣。
ということで。
#58 武藤 祐太
登板試合 : 21
投球回数 : 31 1/3
防御率 :7.47
勝利 : 0
敗北 : 1
セーブ : 0
ホールド : 0
奪三振 : 22
「数字だけみると、防御率は悪いんだけどね」
「でも、年棒はUPだっけ?」
「防御率は、パットン先発の時に二次被害をこうむったのも大きいしね」
「イニングが短いと、どうしてもね」
特にビハインドなどで投げることも多く、相手の勢いを必ずしも止められるわけではない。
ショートスターターなど便利に使われてもいた。
だから、球団はその辺をきちんと評価していた。
「そういうところをちゃんと評価するのはDeNAの良いところよね!」
「選手もやる気が出るよね」
「ということで、60点ね」
「無難な数字!」
「シーズン前は激やせが衝撃だったね」
「あれは・・・・誰だったんだろうね?」
「本当に、全く別人かと思ったわよ!」
「やっぱり、少し太めの方が安心(?)するね」
「本人がどう思うかは別だけどね」
さて、戦力外から横浜に来てはやくも3年のシーズンが過ぎた。
チームとしても重宝している便利屋。
おそらく21年も同様の立場ではあろう。
「とはいえ、若手もいるし、中継ぎは激戦区だし消耗も激しいから、安泰な人なんていないからね」
「ライバルも多いしね」
「でも、一度死んだ男は強いわよ!」
「確かに、そういうのはありそうだよね」
どんな場面でも、投げられれば嬉しいだろう。
徐々にベテランに近づく中、そういう姿はありがたくもある。
「まだまだ頼むわよ!」
「頼りにしています!」