「頼りになる、エスキー!」
飛び跳ねながら言う結乃。
「完全にファミリーだよね、エスキーは」
理衣もにこにこと笑いながら言う。
頼りになるタフネス左腕。
20年も頑張ってくれました。
#62 E.エスコバー
登板試合 : 56
投球回数 : 54
防御率 :2.33
勝利 : 1
敗北 : 4
セーブ : 0
ホールド : 17
奪三振 : 58
「試合数は少なくなっても56試合登板! 防御率も良くなっているわね」
「年々、良くなっている感じだよね」
「左腕で160近く出るっていうのはやっぱり大きいわよね」
「そんなパワフルなフォームって感じじゃないのにね」
スリークォーターからサイドに近い腕の振り。
それも、軽く振っているように見えるが威力がある。速度がある。
あれだけ球威があれば、変化球もそこまで凄くなくても威力が大きくなる。
「やっぱりストレートが基本ってことよね」
「でもスライダーもよくなっているよね」
「移籍してきた直後は不安定だったけれど、本当に、スライダーもよくなったわよね」
「来てくれてありがとうございます!」
ファンなら誰もが思っていることだろう。
これでもう4シーズン在籍しているわけで、完全にチームに溶け込んでいる。
「何回も言うけれど、まだ若いからね!」
「ヤスくんと同い年だもんね」
「まだまだ横浜にいて欲しいわよね!」
「ていうか、ずっといて欲しい!」
このまま投げ続ければFAも取得するかもしれないが、それでも残って欲しい。
まあ、まだ先の話なので、それを言っても仕方ないが。
「ということで、85点ね!」
「やっぱり貢献度は高いよね」
「どんな場面でも出てくれる、沢山投げる程調子が良くなる、頑丈さとタフネスさも何よりの武器」
「でも、無理して故障しないでね!」
「エスキーの場合、投げていないで休んでいる方が調子悪くなっているけれどね」
「でも投げ過ぎは不安と、そこが難しいよね」
外国人は来日もなかなかままならないが、当然、21年も期待しています!
頼むよ、エスキー!