結果:横浜0-1ヤクルト
敢闘選手賞:濱口
「はぁ~、こんなんだから最下位なのよ!」
吐き捨てるように結乃が言う。
「うーん、同点にはして欲しかったね」
理衣も残念そうにため息をつく。
残念ながら零封。
唯一のチャンスも、犠牲フライも打てなかった。
「無死3塁で得点できないようだから、こんな最下位独走なのよ」
「最終回ね・・・」
「特に佐野! 相変わらずね、あんたは!」
「残念!」
最終回、無死3塁で関根、佐野、オースティンが何も出来ず凡退。
佐野は見逃し三振とか・・・
「濱口が7回1失点と踏ん張ったのに」
「勝ちをつけたかったね!」
「なんだかんだ先発の中では安定して投げてくれるわよね」
本当ならここで勝って勝ち越しを決めて3戦目にもっていきたかった。
「3戦目はなんといっても今永の復帰登板だからね」
「いよいよだね!」
「連勝していれば随分と楽な気分になったんだけど」
「万全という判断で上がってきたということだから、期待しちゃう!」
「期待しすぎないように! 手術明け、二軍と一軍は違うんだから」
それでも。
交流戦前最後の試合、良い形で勝利して交流戦に入りたい。
「無理せずに頑張れ今永!」