結果:横浜5-10ヤクルト
敢闘選手賞:-
「駄目だこりゃ!」
と、物まねのように結乃が言う。
「厳しい結果だったねぇ」
肩を落とす理衣。
今永の復帰登板だったが、やはりそう甘くなかった。
序盤から打ち込まれて失点を重ね。
出てくる中継ぎ陣も打たれて二桁失点。
攻撃陣もチャンスは活かせず効率の悪い、いつもの攻撃。
最終回に形ばかりの反撃。
ほぼ、見所のない試合だった。
「ほんとーに、クソみたいな試合ばっかり、よくできるわよね」
「また口が悪くなっている・・・」
「まー、今永はどうこう言わないわよ。二軍と一軍じゃ全然違う、また調整してくれば!」
「良い球もあったみたいだしね」
「やっぱクソみたいな攻撃陣よね」
「またぁ・・・」
1番の桑原は2割8分あるとはいえ、出塁率は3割ちょい。
2番に置いている大和は打率2割。
チャンスで打てない佐野。
この日は打ったとはいえ、8点差のどうでもいいところ。
宮崎、ソトもチャンスではゲッツー祭り。
牧はルーキーでこれ以上大きなものを望むつもりもない。
「今さら言うことじゃないけれど、なんなのかしらねー!?」
「辛いです・・・」
初戦をどうにかとって良い流れに持って来れるかと思いきや、そんなことは全くなかった。
これで次は交流戦とか、どうなることか。
「それでも、交流戦で踏ん張ることを妄想するわ!」
「妄想になっちゃった・・・」
「妄想を現実にするのよ! カオスヘッド!」
「意味不明だよ・・・」
さてさて。
あまり言うことがないですね。。。