結果：横浜１－６巨人
敢闘選手賞：－
「まーた巨人に負けて、いつ勝つつもりなのよ！」
結乃が憤激して鼻息荒く言う。
「勝てないねぇ」
理衣も肩を落とす。
またしても勝てず、巨人戦未勝利は続く。
「リーグ戦で、６月にもなって１勝もできないって、アホか！？」
「ちょっと、さすがにねぇ」
「そりゃあまあ同一チームに何連敗もってのはあるから、それがシーズン最初からなのかもだけど」
「見ているファンからしたら辛いね」
この日もまあ、サンチェス－中川という時点で、なんとなく予想はついていたのだが。
その予想を覆してくれることを期待したのだが。
「良かったのは２回まで。その後、ヒット、四球、ホームランを２回連続！」
「３ラン２発はきついね」
「なんでわざわざランナーためて打たれるかね」
「ヒット数は変わらないのにねぇ」
「いつまで中川、坂本、京山を先発させないといけないのかしらね」
「他の先発投手がいないからだけどね」
「それで、これだけチャンスをもらって誰一人ものに出来ないのも情けないけどね」
「先発投手が５回投げ切れない試合が続くのもきついね」
これで交流戦あけ、４試合連続である。
「打線は中川のタイムリーだけ、あとは散発。二塁打が出てもその後が続かないし」
「さらに光さんが途中交代」
「これで抹消となったらもうお終いね。あとは山本起用でいいわよ、今シーズンは」
「軽傷であることを願います！」
とにかく、巨人に勝てない。
「２戦目の今永に賭けるしかないわね」
「今なら一番安定しているかも？」
「怪我明けの選手に何を背負わせているんだか。相手は山口が先発、打ち崩せ！」
「なんとか援護を・・・」
山口も、良い時はなかなか打つのは厳しい。
色々とゆさぶりをかけていきたいところだが。
「とにかく、勝て！ それだけよ！」
「頼みます！」
本当に情けない。
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