結果:横浜3-4阪神
敢闘選手賞:大貫、森
「はぁぁ、なんじゃそれ!?」
結乃が絶叫する。
「…………」
理衣は言葉もない。
3点リードの9回裏。
2死からまさかの4点を奪われての逆転サヨナラ負け。
悪夢の敗戦で4連敗である。
「いやいや、意味が分からん!」
「お、おさえて!」
「暴動が起きるレベルよ!」
「そう言いたくなるのも分かるけれど」
生でその瞬間を見れていたわけではないが、主審のストライクボール判定にもかなり??があったとかないとか。
「とはいえ、打たれた三嶋が悪い! 2死までいってんのよ!」
「あと1つの難しさ・・・」
「しばらく前から三嶋の内容が悪すぎるわ!」
「ちょっときついね、この負け方は・・・」
ゲーム展開的には良かった。
相手の青柳はそう打てないだろうからロースコアに持ち込みたい。
大貫が期待通りの零封。
打線は相手のエラーをついて3点をあげた。
エスコバー、山﨑とつないで、三嶋に。
展開としてはこれ以上ない流れだっただけに、他に打ち手もないといえばないのだが。
「もう、この試合は三嶋! 他に言うことはない! やられたらやり返しなさい!」
「疲れも溜まってきているのかな」
「とはいえ、康晃だって安定していないし、他にいないのよ!」
「この悔しさは野球ではらすしかない!」
辛いけれど、まだ2試合残っている。
明らかに相手に勢いのいく試合だが、それを嘆いても仕方ない。
「絶対に、やり返せ!」
「このまま連敗で前半戦を追われないよ!」
頼むよ。
マジで。