結果:横浜3-4ソフトバンク
敢闘選手賞:-
「エキシビションマッチが開幕よ!」
結乃が楽しそうに言う。
「野球はいいよね!」
理衣も嬉しそうにいう。
一か月、プロ野球が見られないかと思っていただけに嬉しいことである。
その開幕相手はソフトバンク。
「再開後の一軍選手を見極める部分もあるけれど、結果にはこだわりたいわよね」
「その開幕投手は坂本投手!」
「しかし5回4失点。しかも初回にいきなり3失点だもんねぇ」
「3回以降は0点に抑えたけれどね」
初回も2死3塁まではいった。
しかしそこから3連打。
「これじゃあ信頼は得られないわよ!」
「まだ追試、って感じかもね」
「他に投手が豊富なわけじゃないし。といっても、一軍クラスの少ない試合でこれじゃあね」
「ま、まあ・・・」
以降の投手は0点に抑えたが、相手に一軍主力クラスの打者が殆どいなかったのは事実。
「打線の方も寒かったわね」
「わずか4安打!」
「少ないヒットが得点に繋がったのはまあ良かったかもだけど」
「伊藤裕季也選手がタイムリー! そして細川選手がホームラン!」
「まあそれも、裕季也は相手投手がアクシデントで急遽マウンドにあがった相手だし、細川も甲斐野が直球一本槍できたところタイミングをあわせた感じだし」
「それでも打ったという結果が大切でしょ!」
とはいえ、やはり結果を見ると寂しい感じである。
物凄くアピールできたような選手は、この試合では見当たらなかった。
「まー、まだい1試合だし。ここから先、誰がどんな活躍を見せてくれるか楽しみにしたいわね」
「本当、監督にアピールできるチャンスなんだからね!」
一軍に呼ばれた進藤や益子には、どこか1つでも印象に残るものを出してくれればという気もする。
「2戦目はロメロ? 良い感じにあげて来て欲しいわね」
「エキシビションマッチとはいえ勝利が欲しいね!」