結果:横浜4-6楽天
敢闘選手賞:佐野、ソト
「やっぱり宮國は宮國だったあー」
なんともいえない感じで結乃が言う。
「気合も入っていたんだろうけどね」
理衣は残念そうに言う。
育成契約で獲得した宮國がこの日は先発。
しかし5回6失点と結果を残せなかった。
「島内に2打席連発で2ランをくらうとか、もー!」
「なかなか厳しい結果が出たね」
「これじゃあ、支配下登録なんて夢よ!」
「まだチャンスは?」
「分からないけれど、若手ってわけでもないんだし、数少ないチャンスを掴まないと駄目よね」
「次があれば頑張ってください!」
果たして次はあるのか?
まあ、投手事情が楽なわけではないのでありそうではあるが。
どんどんその機会は少なくなっていくはず。
「打線は佐野とソトがマルチで打点も記録」
「この辺はさすがかな」
「他が打てないってことだけどね」
「でもでも、関根選手がホームラン打ったり、益子選手もヒット打ったし」
「益子はそれでいいけれど、他はねぇ」
誰とは名前を出さないが。
やはりちょっと寂しい状況は相変わらずである。
「調整とはいえなかなかうまくいかないもんね」
「そうこうしているうちにエキシビションマッチも半分が終わったわけだしね」
「これからは、後半戦に向けてになってくるでしょうし、若手のチャンスも減るかもよ!」
「一打席、一イニングを大切に!」
まあ結局、シーズン途中となると主力の調整にしかならないということか。
それでも良いけどね。