結果:横浜4-0ヤクルト
敢闘選手賞:京山、宮崎、ソト、牧
「いやぁ、まさか本当に京山が好投するとはね」
唸るように言う。
「素直に喜ぼうよ!」
理衣は素直に拍手している。
そして何より、真夏の3連発!
「ここ数年ですっかりおなじみの三者連続HR! まさか今季も出るとはね!」
「宮崎選手、ソト選手、そしてとどめは牧選手!」
「8月といえば3連発ねー」
「ベイスターズの花火だね!」
試合は両投手の好投で膠着していた。
一発で均衡が崩れたとはいえ、1点ではまだまだわからない。
しかし一気に3点。
点数もそうだし、三者連続ということで相手へのダメージもあったのではないか。
「その3連発も、京山の好投があればこそよね!」
「7回2安打無失点の好投!」
「6回のピンチも0で抑えて、7回の3者連続に繋がったわね」
「山本選手との呼吸もバッチリだったね」
「あとはこれを安定して継続できるか、よね」
「いよいよ本格的に覚醒!? 期待!」
「それと何気に8回、ノーヒットで追加点を取れたのも大きいわね」
「四球をもらって、送りバントして、内野ゴロで1点、だもんね」
「3点差と4点差ではまた全然違うからね!」
「セーブはつかなくても、点は取れる時に取っておかないとね!」
これでカード初戦をとった。
「ヤクルトにも前半はいいようにやられたからね、後半はやり返したいわ!」
「2戦目はロメロ投手、今度こそ初勝利を!」
「勝ち星はどうしても相手投手や打線もあるから、まずはきっちり相手を抑える事!」
「前回も、それでチームに勝ちがついたからね」
「そこが重要よ! とはいえ勝ち星をつけたいわね」
「そうすればさらにのっていけそう!」
3連発の勢いのまま、連勝といきたい!