結果:横浜2-2ヤクルト
敢闘選手賞:ロメロ、オースティン
「なんとか引き分けたかー」
微妙な表情をして結乃が言う。
「まあまあ、良かったじゃない」
理衣はとりなすように言う。
内容的には押されていた。
安打数で見れば4本と10本。
お互い、得点はHRのみという試合。
「1戦目から、HRでしか得点が入らないような感じね」
「らしいといえばらしいのかもね」
「この試合では宮崎、そして佐野のホームランでかろうじて同点に追いついたわけね」
「初戦から全部ソロホームランだね」
「この試合は殆どチャンスがなかったわね。。。」
「相手投手も良いと打てないからね」
「なんとか引き分けたのは守備のおかげね」
「オースティン選手が2回も捕殺を!」
「どちらもピンチになるのを防いだし、9回もそれでゲームセットになったからね」
「打撃だけじゃありません!」
「そしてロメロも6回2失点」
「なかなか勝ちがつかないのが残念だけど」
「でも、7安打されたけれど踏ん張ったし、これを続けてくれていればね」
「打線の巡り合わせもあるけれど、お願いします、攻撃陣!」
負けは逃れて最終戦。
そろそろ今永で勝ちたい。
「今度こそ打線で援護を!」
「勝ち越して1週間を終わりましょう!」