結果:横浜4-2広島
敢闘選手賞:京山
「連戦の初戦を勝利!」
結乃が拳を握りしめて言う。
「良いスタートを切れたね!」
理衣も嬉しそうに言う。
この日は投手陣の踏ん張りによる勝利といえるだろう。
「まず京山が好投したわね!」
「勝利投手こそなれなかったけれど、7回途中まで1失点だもんね」
「前回が悪かっただけに今回、どうなるかと思ったけれど、きっちりやってくれたわね」
「今後も楽しみだね!」
「その京山、あと1アウトというところでピンチを迎えて出てきたのが砂田」
「打者一人とはいえ同点、ここで打たれたらってところだもんね」
「今季は本当、いろいろな場面で投げてくれ助かるわよね」
「砂田選手がいると大きいよね!」
エスコバーが好調の鈴木に一発を食らったが、それでも2点リードで最終回。
「この日は三嶋がベンチ外で、マウンドにあがったのは康晃!」
「三人で絞めてゲームセット! 実に431日ぶりのセーブだって」
「三人で終えたといってもヒットで出した後の併殺だからね。なんとも微妙だけど」
「イレギュラーヒットだよ。それに、それでもきっちり終えたのが大きいよね」
この先、三嶋の役割をどうするかはまだわからない。
それでも康晃がきちんとセーブを挙げられたことは大きい。
「とはいえ康晃もFA権を手にしてメジャー挑戦の可能性もあるし、抑えの育成は必要よね」
「難しいポジションだもんね」
というのは来季の課題として?
「打線のほうは珍しく、タイムリーどころかホームランもなく4点!」
「内野ゴロ、押し出し、犠牲フライ、と」
「こういう得点できるようになると大きいわよね」
「相手のダメージもありそうだよね」
ということで相手エースとの投手戦を制して見事に勝利!
幸先の良いスタートを切った。
「さあ、次から横浜に戻って中日戦! 頼むわよ今永!」
「連勝すれば4位に浮上!?」
「9連戦残り8戦、全部勝つつもりで!」
良い連休にしましょう。