結果:横浜2-3巨人
敢闘選手賞:-
「んー、弱いチームって感じね!」
納得したように結乃が言う。
「1点差だけど、遠いね」
理衣が残念そうに言う。
2点を先制したものの、追いつかれ、追い越され、試合終了。
2点止まりの打線が敗因だろう。
「ヤクルト戦で打ったけれど、相手の状態が悪かっただけかもね」
「でもこの日は菅野投手が相手だから」
「それでも投手の交代した7回、得点チャンスで併殺」
「牧選手はルーキーだし責められないよね」
「それでもその裏、相手はきっちり犠牲フライを打ったから、そこの差よ」
「でもヒットは倍の12本打たれて3点に凌いでいたわけで」
「調子が悪いだけ、そのチームに12本も打たれてねぇ」
「うーん、悪いところばかり言うね!」
「まあ、投手陣は3点に抑えたからねぇ・・・」
「ロメロ投手も6回2失点と及第点だしね」
「6回だけだったわね。とはいえ9安打も打たれてよく2点で済んだわよ」
「粘り強い投球ということで」
連敗中の巨人に敗れるとは、やはりチーム状態は決して上向いていない。
オースティンもあたりが止まっている。
「なかなか気合入らないけれど、順位確定までは若手メインにはしないかしらね」
「諦めているように見えるしね。難しいところ」
「まあねー、うまいことバランスとってやってほしいところね」
牧、森、山本。
今はこの辺だが、他に誰かいないのか。
調子の悪いソトを外し、佐野を一塁、楠本をレフトでスタメンとかも見てみたい気もするが。
「とにかく負けるのは嫌だから、勝て!」
「そのうえで新戦力が台頭してくれればね」
もう10月。
あと少し、何かを見せてほしいものです。