結果:横浜2-1中日
敢闘選手賞:今永、柴田
「どーにか、最低限の一本が出たわね」
安堵したように言う結乃。
「サヨナラ勝ちです! 久しぶり!」
理衣は万歳して喜んでいる。
ドラフト前最後の一戦。
なんとかかんとか勝利した。
「今永がなんとか粘って7回1失点でおさめたのが大きいわね」
「さすがの安定感!」
「相手が打線の弱い中日ってのはあるけどね」
「それでもやっぱりエース!」
打線が弱いと言われても、きっちり抑えるところに意義がある。
「とはいえ打線も相手の小笠原に抑え込まれて点が取れず」
「ソト選手のラッキーなヒットで同点にはなったけどね」
「あれは飛んだところがよかったわよね。ただ、そういう意味でツキがあったのかもね」
「あれがあったからこその9回、だもんね」
同点のままエスコバー、三嶋も踏ん張り。
9回は相手の抑えのマルティネス。
「やっぱり四球が得点になるのよね」
「先頭の大和選手がきっちり四球で出塁したのは大きかったね」
「送りバントの後、桑原が繋いでヒットが出たのもね」
「さすがの3割打者!」
相手は満塁策を選び。
打席には守備から入っていた柴田。
初打席がいきなりマルティネスというのは厳しかったが、犠牲フライに十分な飛距離のレフトへの打球。
代走の関根がかえってサヨナラ勝利。
「満塁とかでもなかなか点が取れない打線だけれど、この日はよくやったわ!」
「サヨナラ勝ちは久しぶりだよね!」
「前の試合が嫌な負け方だったけれど、勝ててよかったわ」
「気持ちよくドラフトを迎えられます!」
さてさて。
この勢い?で、ドラフトもよい選手を指名したいですね。