「オースティンとエスコバーの残留が決まったわよ!」
ニュースが出たタイミングからは少し遅れたが、結乃が嬉しそうに言う。
「これは何よりの朗報だね!」
理衣も拍手している。
外国人選手の影響は大きい。
その残留が早い段階で決まったのは嬉しいことである。
「オースティンは打線の軸として、エスコバーは中継ぎの柱として欠かせないからね!」
「両選手とも頼りにしています!」
「オースティンは怪我に、エスコバーは疲労に気を付けて」
「オフはしっかり休んで体を癒して、自主練とキャンプで引き締めていきたいね」
さらにソトは3年契約、ロメロも2年目は球団がオプションを持っているので来季も残留は確実。
「ロメロは後半戦の投球を見ると、きっちり準備すれば結果は残してくれそうだしね」
「ソト選手は今年、苦戦したね。。。」
「本人もそこは理解しいてるでしょうし。真面目な選手だし、キャンプをしっかりやって戻してくれると期待したいわね」
「そうなると、残りはピープルズ投手とシャッケルフォード投手だね」
ここが微妙なところか。
「ピープルズは先発だと80球超えくらいからあやしくなるから、中継ぎなら良いと思うのよね」
「高い上背から角度のあるストレート、それにカーブは威力があるよね」
「短いイニングをビッと投げる方が抑えられそうな気がするわ」
「あとは球団がどう評価、判断するかね」
「シャッケルフォードは厳しいでしょうね」
「本人も家族にあえなくて精神的に辛そうだったね」
「仕方ないわ。まー、主力の4人を来季も抑えられた方が大きいから。ソトは今季アレだけど」
「あとは、今季苦労した抑えだけど」
「そんな良い投手がいたら苦労しないけれど、探しはしているでしょうと思いたいわ」
「それは今後の動向をお楽しみにということで」
いずれにしても来季の外国人の陣容は大体見えた。
足りない部分はこれから。
「シーズンも残りわずか、エスコバーも抹消されたし、あとは本当に若手のお試し期間ね!」
「この数試合も重要!」
ですね。