2021年振り返り #17 抑えで頑張るも痛打も目立って苦戦の一年 三嶋 一輝
「うーん、三嶋!」
唸ってから言う結乃。
「お疲れさまでした!」
成績はこちら。
#17 三嶋 一輝
当番試合 : 59
投球回数 : 57 1/3
防御率 :4.08
勝利 : 3
敗北 : 5
セーブ : 23
ホールド : 1
奪三振 : 57
「今季はストッパーの難しさを見せられたかもね」
「うーん、苦戦したね」
「特に巨人戦がひどかったわね」
「開幕3連戦だね」
特に開幕戦。
浜口がKOで大きくビハインドも、終盤に打線が盛り返して9回に同点に追いついた。
引き分けで終われればチームとしても良い流れで終えられたところ、サヨナラホームランを食らった。
「それ以降、巨人戦は打たれまくったわね」
「巨人、阪神戦以外は良い投球を続けたのにね」
「あそこまで特定球団に打たれるのは何かあるのかしらね」
「どうしても防御率も悪くなっちゃうよね」
ヤクルト、中日、広島戦は抑えられた。
何がそこまで違うのか。
「難しい所よね、よく投げてくれたし、セーブもある程度はあげているし、及第点はあげていいんだけどイメージがね」
「抑えというポジションというのもあるよね」
「なので65点というところで」
「悩んだ感じが出ているね」
登板数も多く、チームのために投げてくれたことは確か。
ただ、何年も続けて抑えで結果を出すことの大変さもやっぱりわかった。
「来年、どういう役割になるかよね」
「抑え確定ってことはないよね」
「またキャンプ、オープン戦の結果を見て決めるんでしょうね」
「どこで投げるにしても、三嶋投手の力は絶対必要だからね!」
威力のある直球がある。
キレの良い変化球がある。
三振も取れる。
タフでもある。
「安定感を求めすぎると三嶋の良さが消える気もするし難しいわよね」
「ガンガン投げてほしいです!」
チーム一の負けず嫌いともいわれる三嶋。
今季の悔しさを来季にぶつけてほしい。