2021年振り返り #27 来季はフォームを戻し崖っぷちからの復活を狙う 上茶谷 大河
「うーん、上茶谷!」
渋い表情の結乃。
「苦しい年だったね」
理衣も困ったように言う。
#27 上茶谷 大河
当番試合 : 8
投球回数 : 34
防御率 :7.15
勝利 : 1
敗北 : 3
セーブ : 0
ホールド : 0
奪三振 : 26
「2年目、3年目と、どんどん悪化していっているからね!」
「今季は1勝しかできなかったもんね」
「その1勝だって特別に良かったわけでもないし」
「本人も苦しんでいるね」
ドラフト1位がないているぜ。
それは本人も理解し、来季にかける。
「学生時代の投球フォームに戻すらしいわね」
「私たちは学生時代のフォームとかまで詳しく知らないけれど・・・」
「学生時代のフォームの方が力強かったみたいね」
「プロに入ってからは怪我しないフォームに変えたみたいだね」
しかし、プロではそのフォームのせいかわからないが、直球もさほど威力を感じられず、武器といわれていた制球もそこまでではなく。
あまり特徴のない投手、というふうに感じられた。
「怪我がなくても、このまま勝てなければ戦力外になっちゃうからね、リスクをとってでも昔のフォームに変える決断をしたと」
「それが良い方向に出ればよいね」
「昔のフォームだから怪我すると決まったわけじゃないしね」
「学生時代は大丈夫だったわけだしね」
もちろん学生時代とは登板回数なども違ってくるが、頑張って欲しい。
昔の姿を取り戻したとき、どんな投球を見せてくれるか楽しみにしている。
「ということで今季は10点ね」
「まあ・・・ねえ」
「ファンフェスとかでは頑張っているんだけどね」
「笑わせてくれるよね!」
そこは100点をあげてもよいくらい。
とはいえ、本業があってこそ。
「2022年は野球も、オフのファンフェスも、満点目指してね!」
「待っています!