2021年振り返り #102 目指せクローザー!育成から夢を抱いて 加藤 大
「育成一年目の加藤ね!」
威勢よく結乃が言う。
「まだまだこれから伸びに期待です!」
理衣も元気よく言う。
目指すはクローザー。
育成一年目の成績は以下の通り。
#102 加藤 大
登板試合 : 8
投球回数 : 6 2/3
防御率 :5.40
勝利 : 0
敗北 : 1
セーブ : 0
ホールド : 0
奪三振 : 4
「まー、高卒1年目だしね、こんなもんでしょ」
「まずは試合に出場して登板したと」
「ポテンシャルをかっての育成でしょうからね。まだまだ、今後も見据えてね」
「HPの写真とか見ると、ふてぶてしそうな感じよね」
「またそんな適当なことを・・・なんか可愛い感じもうけない?」
「見た目よりも、重要なのは結果よ!」
「自分から言い出したくせに・・・」
子供の頃からベイスターズファンで、横浜隼人高校出身。
となれば応援しないわけにいかない。
「高校2年の時は8回参考ながら19奪三振のノーヒットノーランもやって、潜在能力はあるはず」
「大化けを期待しての育成指名だよね」
「その能力をいかに引き出してあげられるか。自分自身が引き上げられるか」
「1年目の経験を糧に、長所を伸ばし、短所を補って、ね」
「なんとなくこういうタイプは、長所を伸ばす方が良い気がするわー」
「また適当なことを・・・」
とはいえ若いわけだし、変に小さくなっては欲しくない。
「長い目で、ってわけにもいかないかもしれないけれど、2年目、3年目の間に、これは! と思うものを見せたいわね」
「そのためにも2022年、大事にしてください!」