2022年6月9日 日ハム
結果:横浜4-2日ハム
敢闘選手賞:牧、宮崎
「何はともあれカード勝ち越しね」
結乃が安堵の息を漏らす。
「これで交流戦通算も勝ち越しです!」
理衣も笑顔を浮かべる。
14安打で4点。
もっと点が入るだろうと言いたいが、色々と拙攻で4点止まりとは横浜らしい。
それでも投手陣が踏ん張って、どうにかカード勝ち越し。
「そこそこまんべんなくヒットは打っているんだけど、ポイントゲッターの佐野、牧が1安打ずつで途切れたかしらね」
「バント失敗とか盗塁失敗もあったしね」
「らしいっちゃあ、らしいけれど」
「それでも、とにかくヒットが出れば点にはなるから、打てないより良いでしょう!」
関根と桑原が猛打賞。
蛯名もマルチと、脇役が頑張った。
「それでも牧が決勝の勝ち越しタイムリー、宮崎も2本のタイムリーで、最低限の点は取れたからね」
「クリーンナップが打たないとね!」
「宮崎もこのところようやく、得点圏でヒットが出始めたし」
「まだまだこれからに期待です!」
ただし不安はやはりソトか。
この日もノーヒットで打率は.250まで落ちた。
「打率もそうだけど、ホームランが全然出ていないからね!」
「まだ4本だっけ」
「一発長打を期待されているんだから、それが出ないと存在価値がね」
「パワーが落ちているようには見えないんだけどね」
ここからまた上げてきて欲しいが、交流戦終わっても駄目そうなら、一度スタメン外しや調整もありだと思うのだが。
「投手陣も粘ったわね。濱口もまあ、この日はなんと四球が1個だけというね」
「その1個がなければ7回投げ切れて、勝利投手になったかもしれないのにね」
「そうそう、そういうところよ!」
「でもまあ、2失点で踏ん張って、チームの勝利には貢献したし!」
この日くらいの投球を続けてくれれば、というところである。
「康晃もこの日は三凡で締めたし、まあ、ね」
「これからやり返してもらわないとね!」
これで1つ貯金で最終カードのロッテ戦。
「2戦目で佐々木が来るから、やっぱりカード頭の大貫で勝ちたい!」
「そうすれば全カード、カード初戦に勝利!」
「更に交流戦の勝率5割以上も確定するからね」
「相手は小島投手、また左腕だね」
「しかも今季0勝5敗と未勝利なのが嫌よね。別に防御率は2点台で悪くないし」
「また初勝利献上! とかならないように」
「千葉マリンの風に翻弄されないように!」
さあ、交流戦ラストのカード。
いきましょう!