2022年7月22日 阪神
結果:横浜3-6阪神
敢闘選手賞:-
「うーん、タイトル通りね」
肩をすくめながら結乃が言う。
「なかなか厳しいねぇ」
理衣はうなだれる。
坂本と青柳。
先発投手を見た時点でまあ、まず勝てないだろうとは思った。
そしてその通りに敗戦だし、内容もまあ、想定の中。
「とりあえず、坂本と京山は同じことの繰り返しねぇ」
「四死球でランナーを出してホームラン、だね」
「それもまあ、いつものように大山と佐藤ね。本気で作戦練っているのかしら?」
「よく打たれるよねぇ」
もしかしたらこの試合は抑えてくれるか、なんて期待もしたけれど、駄目でした。
坂本は4回2失点とはいえ、先制した直後に得点以上の失点。
「打線も青柳の前に、楠本のホームランだけ」
「それでも楠本選手、久しぶりのヒットでした!」
「まあ、そこはこの先、気持ちも変わるでしょうけれど・・・」
最後に2点をとったとはいえ、ほぼ試合の決着はついたあとだし、タイムリーは出ていない。
この2点がせめてタイムリーならまた少し違ったのだが。
「初戦は想定していた通りになっただけ! あとは2、3戦目の今永、濱口次第よ!」
「何せ阪神投手陣は強力だもんね」
「1、2点くらいに抑えない限り勝てなさそう」
「それもあながち大げさじゃないもんね」
まあ、その辺はともかく。
それ以上に心配なのが、せっかくスタメン出場した牧がまた途中交代したこと。
「無理に出場して悪化させたとかじゃないでしょうね!」
「ホント、そこが一番不安!」
「打線が弱くなるとかそんなこと言っている場合じゃないからね。将来の方が大事!」
「無理しないように!」
ソトも不在で打線はショボくなるけれどそんなのはもう仕方ない。
出来る選手で、頑張りましょう!