2022年振り返り #14 安定した1年!離脱なければ二桁いけたかもなのに! 石田健大
「先発として本格的に復帰した石田ね」
結乃が指をパチンとならして言う。
「頼りになります!」
理衣が手を叩く。
2022年の成績はこちら。
#14 石田健大
出場試合 : 15
投球回数 : 82.1
防御率 : 2.95
勝利 : 7
敗戦 : 4
ホールド : 0
セーブ : 0
被打率 : .219
WHIP : 1.13
奪三振 : 68
失点 : 30
「先発として好成績を残してくれたわよね」
「数字も安定しているよね!」
「防御率は2点台、WHIPなどの指標も今永に次ぐ値なのよね」
「大貫投手よりも上でした!」
先発に専念して、きっちりと調整してきてくれた。
「惜しむらくは、コロナ離脱で結構な期間、いなかったことね」
「あればかりは仕方ないことだけどね」
「とりあえず、評価的には75点くらい?」
「まずまずの点数です!」
課題としては、やはりイニング数か。
どうしても5~6イニングくらいで降板することが多く、イニングイーターにはなれない。
「そもそも完投したのがチームで今永と上茶谷だけだったからね」
「分業制の世の中だしね」
「とはいえ、やっぱり7回くらい投げてほしいわよね」
「まあ、どこまで求めるのかだよね」
先発の5、6番手として考えれば文句はない。
ただ、本人もそこでよしとはしないだろう。
「石田もまだ完投したことないし、本人も少しは気にしているんじゃないかしら?」
「一度は完投すると、また色々と見えてくるものが変わるかもね」
「結果はどうあれ、こだわりは捨てないで欲しいわね」
「あとは、来季も阪神戦に強くあってほしいね」
「苦手の阪神戦で好結果を残したのも、石田の存在はあったわね」
「もちろん、他のチーム相手にも好投を期待しています!」
左腕カルテットの長男として、30歳になる。
完投、そして二けた勝利を目指して頑張って欲しいです。