2022年振り返り #31 とにかく打てなさ過ぎた一年でした 柴田竜拓
「柴田かー」
なんとも微妙な口調の結乃。
「厳しいシーズンだったね」
理衣も歯切れが悪い。
2022年シーズンの成績はこちら。
#31 柴田竜拓
出場試合 : 96
打数 : 169
打率 :.195
出塁率 :.284
安打数 : 33
HR : 0
打点 : 1
得点 : 17
盗塁 : 1
OPS :.521
「とにかく打撃が悪すぎたわね」
「開幕してからじばらくノーヒットが続いていたもんね」
「このままヒットが出ないかと思ったわよ」
「さ、さすがにそれはないと思うけれど」
森が怪我で開幕から出遅れ、ショートは大和、柴田、知野、というところで始まって。
当然ながら起用もされのだが、とにかく打てなかった。
「最終的に2割にも達していないしね」
「やっぱり最初の出遅れが響いた感じかな」
「まあ、それもそうなんだけど、致命的なのはこれだけの打席に立って打点が1! 得点圏打率.057だからね!」
「あら、それは、確かにちょっと・・・」
ランナーがいて回ってきても、全く期待ができないとうことである。
「もちろん打点を稼ぐ打者じゃないのは分かっているけれど、それでも酷いわよね」
「打点が1はさすがにね。。。」
「ちなみに、はるかに打席の少ない田中や山本、山下でも打点1あるからね」
「今永投手は4打点あるしね・・・」
「一応、出塁率は打率より1割近くあげてはいるんだけどね」
「確かに、四球は大和選手より倍の20選んで、出塁率なら大和選手より上なんだね」
「そういうところはあるんだから、打率が2割7分くらい打てたらねー」
「本人も分かっていることでしょう」
セカンド、サード、ショートの守備力があるから、一軍帯同という面では確率は高いだろうが、今のままでは守備固めだけである。
さらに2023年は学年も下の京田が入ってきているから、競争は激しくなる。
「同じ左打のショートで柴田、京田、森とくるからね。森は若さとスピード、京田も実績ある中で、柴田は打てないとレギュラースタメンはないわよ」
「ここで競争に打ち勝たないとね!」
「年俸だって5,600万円も貰っているのよ! 京田より多いわけでしょ? そんだけの価値を出さないと」
「た、確かに・・・?」
一軍帯同の価値はあれど、貰いすぎと言われても仕方ないと思われるぞ。
年齢的にも、そろそろどうにかしないと便利屋守備固めで終わっちゃうぞ!?