2022年振り返り #34 縁の下の力持ちとしてしぶとく生き残りチームに貢献! 平田真吾
「地味ながら生き続けている平田ね」
渋い声を出す結乃。
「チームを支える縁の下の力持ちです!」
理衣は力を込めて言う。
なんだかんだ、沢山投げてくれています。
#34 平田真吾
出場試合 : 47
投球回数 : 42.0
防御率 : 4.29
勝利 : 4
敗戦 : 3
ホールド : 10
セーブ : 0
被打率 : .283
WHIP : 1.31
奪三振 : 39
失点 : 21
「いやー、ホントに地味だけど良く投げてくれているわよね」
「47試合も登板しているしね!」
「これ、勝ちパの4人に次いで、健二朗と並んで多い数字なのよね」
「それだけ色々な場面で投げてくれています!」
ビハインドのときから、同点、リードしているときも。
ランナーがいてピンチの時も、前の投手の緊急降板からの登板など。
勝敗には現れなくても、そういう意味ではチームに必要不可欠なポジションである。
「ルーキーの時から考えると、三上よりも長く生き延びるとは思わなかったわね」
「最初は辛い思いをしたもんね」
「だからこそ、耐えてここまでやれてきたのかもだけどね」
三上は成績が良くて年俸があがりすぎたというのもあるかもしれない。
あとは、平田の方が奪三振率が高い、その辺の比較もあるかもしれない。
「ということで、年俸もUPしたし70点くらいはつけてもいいかもね」
「2023年も頑張って欲しいです!」
「このポジションは難しいところだけに、他の若手が平田のポジションに入ってこないってのもあるんだけどね」
「ビハインドで相手を抑えるのも大変だよね」
「平田の場合はビハインドの方がプレッシャーも少ないからか好投するみたいなんだけどね」
「若手投手がこういうポジションで好投して実績を積んで、更にポジションをあげていく、みたいなね」
最初からいきなり勝ちパターンに入れる投手ばかりではない。
ビハインド、ロングリリーフが出来る活きの良い若手も出てきて欲しいのだが。
「そこがいつまでも、平田や宮國とかじゃダメなのよね!」
「難しいからこそ、経験のあるベテランになっているよね」
「若手であれば池谷や中川、石川とかは、まずその辺でベンチの信頼を得たいわよね」
「もちろん、平田選手だって負けていられません」
平田も、ビハインド要員というだけではチームのポジションも安泰ではない。
10ホールドを記録したように、そういう展開の試合でも起用で来てこそ、ベテランなら存在価値が出てくる。
「毎年が勝負だけど、それで生き残って、いつの間にやら投手陣の最年長??」
「まだ来季34歳なんだけどね」
「老け込む年齢じゃないからね、更なる上を目指して頑張って欲しいわね」
「チームに必要なポジションです!」
地味でもなんでも、生き残っているのが事実です!