2022年振り返り #65 厳しい場面で登板し頑張ってくれた。数字は向上させたい 宮國椋丞
「入江とオーストラリアにいった宮國ね」
結乃が目を細めながら言う。
「楽しそうだったね!」
理衣が笑顔で言う。
ファン感のビデオレターでは入江と共に楽しそうな姿を見せてくれた。
#65 宮國椋丞
出場試合 : 17
投球回数 : 20.2
防御率 : 8.71
勝利 : 0
敗戦 : 0
ホールド : 2
セーブ : 0
被打率 : .376
WHIP : 1.94
奪三振 : 13
失点 : 20
「数字だけ見るとよくないのよね、特に防御率」
「でも、先発が早くに降板した試合で相手を止められず大量失点した試合とかもあったしね」
「まあ、難しいポジションではあるけれどね。ちゃんとやってくれた試合もあるし」
「だから、球団も評価して残留しているんだよね」
宮國のポジションに入ってくる若手がいない、というのもあるだろうが。
ビハインド、ロングリリーフはそれだけ難しい場所ではある。
「とはいえ、宮國だって成績的に安泰の立場じゃないからね」
「本人もそれがあるから、ウィンターリーグに参加したんだろうしね」
「そうね、若手でもない宮國が危機感をもっていったんじゃないかしら」
「そういった点で来季にまた新たな姿を期待したいね」
巨人の時は、これまた凄い若手が出てきたもんだと思ったもの。
そこから思い通りには伸びなかったかもしれないけれど、なんとかプロの世界で生き伸びている。
「直球のキレがね、どうしても若かりし頃のイメージが残っているから」
「今はコンビネーションで打ち取る形だもんね」
「とりあえず被打率を下げないとだめよね。さすがに打たれすぎ」
「20イニングで35本のヒット打たれているもんね」
炎上した試合を含めているにしても多い。
ちょっと悪いと、打ちごろの球になってしまう、ということであろう。
「まあ、戦力外からの獲得で、一年一年が背水で勝負の年よね」
「ベテランとして、投球術を若手に教えられるような立場で頑張って欲しいね」
「あ、点数はまあ、60点で」
「忘れていたね・・・」
生き残れるように頑張りましょう。