「侍JAPAN、もう帰国したの!?」
結乃が驚きの声をあげる。
「優勝会見して、もう数時間後には飛行機だもんね」
理衣もなんともいえない表情である。
優勝した関係者が帰国して、空港は大変なことになっていた。
そんな中、われらが今永は荷物が少ないことで話題になっていた。
「特に行きよね、他の選手が大きなスーツケースを複数持っていたりするのに、今永は肩掛けのバッグ一つだけ!?」
「さすがに、他にどこかに預けているとか・・・」
「飛行機から降りてでしょ、自分で持つでしょ。でも帰りは増えていたわね」
「色々と謎だねぇ」
それにしても慌ただしい帰国で、しかも選手たちはすぐに開幕が控えている。
「さすがにすぐオープン戦に出場はないと思うけれど、開幕までどうするかね」
「特に今永投手は先発調整としての長いイニングを投げていないからね」
「それでもすぐに開幕ローテに入れるのか、二軍で長いイニングを投げてからにするのか」
「本人と話し合って、というところかな?」
疲労度合いもあるだろうし、とにかく怪我しないよう、万全の状態で入って欲しい。
「そうして侍JAPANの帰国とは別で、バウアーも来日したわ!」
「タイミングが良いやら悪いやら」
「まあ、静かに入国すればよいでしょ。あとはバウアーもどう調整して、いつから1軍で投げるかね」
「こちらも合流が楽しみです!」
いよいよ、シーズンに集中する。
チーム状況はかなり酷くも感じるけれど、開幕すればまた話は別(?)
チームに刺激を与えて、あげていきましょう!