2023年4月16日 阪神戦
結果:横浜2-1阪神
敢闘選手賞:牧、平良
「阪神に連勝ぉー!」
結乃が叫ぶ。
「チームも3連勝、貯金2です!」
理衣が力強く拍手する。
雨天中止をおいて日曜日の先発は平良。
前回の好投に引き続き、この日も6回1失点、10奪三振と好調を維持していた。
「やっぱ先発の平良よね。相手が投手の良い阪神だから、先発が踏ん張らないと厳しいからね」
「その点文句なし、ソロホームランのみの1失点だもんね」
「三振も10個と、打たせて取るより三振の投球だったわね」
「見事でした!」
その後を受けた入江、伊勢、山崎も0に抑えて、僅差の試合を勝ちきった。
「入江はヒット2本打たれていたけれどね」
「0に抑えた結果が大きいです」
「康晃も、守備に助けられたわね」
「こういう試合は、守備力が大きいね!」
その最終回に好守備で盛り上げた牧。その牧の初回の2ランが決勝点になった。
「牧も状態があがってきた感じね」
「ヒットも出て、打点も出始めました!」
「この日はお互いに4安打の投手戦の中、お互いの4番がホームラン打ったけれど、2ランかソロか、その差で勝てたわね」
「こういう試合を勝てたのは大きいね」
ということで3連勝、ハマスタ阪神戦は10連勝となって、気持ちよく新たな週を迎えられる。
「そしてこの日、2軍ではいよいよバウアーが初登板!」
「横須賀スタジアムは朝からお客さんが大勢詰めかけて大変だったみたいだね」
「大行列で、バウアー効果が凄かったわね!」
「それだけ注目を浴びているということです!」
さて、肝心の投球はと言えば、4回で被安打4、奪三振6、無失点。
「色々と確かめながらってのはあるんでしょうけれど、ランナーいないときとかは7~8割くらいで投げている感じに思えたわね」
「確かに、ストレートも140キロ台の前半から中盤くらいで、凄い迫力がある感じじゃなかったもんね」
「NPBのボールも問題ようで、時々ひっかかる球はあったものの制球で崩れることはなさそうね」
「この試合も無四球だもんね」
変化球のキレはよく、沈むボールには打者も苦労しそうに見えた。
「甘い球もあったし、それはヒットにされていたりもしたわね」
「ストレートも打たれたけれど、ランナーが出てからはまた全然違ったね!」
「打たれたのは、高めに入ってきた球、あとストレートは力を抑えめの感じのだったしね」
「日本の野球を確認しながら、というのもあるだろしね」
3回、ヒットと盗塁で1死2、3塁のピンチを迎えると、明らかにギアを変えてきた。
「直球を連続で投げ込んで、連続三振!」
「球速も150キロこえたもんね」
「キレのある直球で空振り三振。もちろん、二軍の打者が相手だけれど、やっぱ違うわね」
「楽しみ度が増します!」
実戦のブランクもあるし、この日の試合でもまだMAXのパフォーマンスという感じではないだろう。
状態もあげてくれば、更なる凄い投球が見られるのではないかと期待させてくれる内容だった。
「バウアーの後は大貫が投げて、これは大貫は来週末の広島戦かしら?」
「今永投手もあがってくるみたいだし、左右の両エースを同一カードに?」
「試合数が少ないからこそ、かしらね」
「本当に先発ローテの組み換えがどうなるか楽しみです!」
まだ一軍で投げてないとはいえ、期待しないわけがない。
楽しみに待ちましょう。