2023年4月21日 広島戦
結果:横浜1-0広島
敢闘選手賞:今永、宮崎
「昨年、コテンパンにやられた大事な広島戦の初戦をとったわ!」
結乃が力強く頷く。
「緊迫の投手戦でした!」
理衣が汗をぬぐう仕草を見せる。
今季初のカープ戦。
この最初のマツダでの3連戦で嫌なイメージを与えたい。
「満を持して登場の今永が見事、8回無失点!」
「点差があれば完封もできたかもだけどね」
「1点差じゃあね。敵地マツダでなら康晃も打たれている記憶ないしね」
「とにかくチームの勝利が第一!」
WBCのあとの調整を経て、満を持して今永が登板。
結果は文句なし、8回を投げて被安打5、無四球、無失点。
「奪三振は6と少なかったけれど、8回で球数も101球と省エネ投球できたしね」
「エースとしての投球です!」
「しかしまあ、ホントによく勝ったわよね」
「投手力の勝利だね」
一方で打線はわずか4安打。
「しかもそのうち3安打は宮崎で、残り1本は今永だからね」
「野手で打ったのは宮崎選手だけ、ということだね」
「8回の無死満塁で、牧に打ってほしかったわね」
「それでも代打の楠本選手の内野ゴロの間に1点!」
「まー、最低限ね」
「勝つことが大事!」
打線は上向いてきたと思ったが、ここにきてまた打てなくなってきた。
宮崎一人が好調を維持、という感じである。
「佐野も打率3割を切ったしね」
「とはいえ他に誰が1番、っていうのもあるしね」
「なんだかんだ勝ったしね」
「投手が頑張っている間になんとかしたいね」
とにもかくにも初戦をとった。
このまま二戦目、大貫で連勝といきたい。
「相手も床田だからね、また苦しい戦いになりそうだけど」
「大貫投手の粘りの投球に期待だね」
「打線が援護しなさいよ!」
「このところずっと1点とか2点だもんね」
野球は投手力、それでも打線にも頑張ってもらって、たまには余裕をもって勝ちたいですね。