2023年4月24日 広島戦
結果:横浜4-3広島
敢闘選手賞:関根、楠本
「よーっし、逆転勝ちよ!」
結乃が拳を突き上げる。
「カード勝ち越しです!」
理衣が手を叩いて喜ぶ。
苦しい試合、流れは相手に向かっていたようにも感じたが、しぶとく勝ち越した。
「いやー、エラーは3つあるし、どうなるかと思ったけれどね」
「8回の1死満塁だね。伊勢投手もよく粘ったね」
「ホント、あれでまた流れがこっちに来た感じだもんね」
「嫌な流れで逆転されていたしね」
先発の東は期待に応えてくれ、この日も安定の6回1失点。
勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。
「球数的にはまだいけそうだったんだけどね」
「点差的に、勝ちパターンでいこうってことかな」
「まあ日曜で次の日は試合ないし、勝ちパをつぎ込んで問題ないわよね」
「初戦は今永投手から山崎投手に直接だったし、2戦目は負けちゃったしね」
「ただ、そのエスコバーがいきなりホームラン打たれちゃったわけだけどね」
「エス子バー投手もかなり荒れていたね・・・」
どうもエスコバーは安定しない投球が続いている。
登板間隔が空きすぎてしまったのか?
ここからどんどん投げて取り戻してほしい。
「それでも投手陣は合計3失点だしね。そこを、打線がなんとかカバー」
「しかもこの試合、宮崎選手が休養のためかな? スタメン外れていたしね」
「本当、それで勝てたのは大きいわね。そしてサードで出場した京田が先制の2点タイムリー!」
「関根選手の盗塁もきいたよね」
関根が盗塁していなければ1点止まりだったので大きい。
「逆転されたあとは、佐野が同点ホームラン!」
「頼りになります!」
「そのあと、秋山の打席で振り逃げの送球を落としてピンチを広げたんだけどね」
「そ、そこは皆でカバー!」
基本をおろそかにしないようお願いします。
「そして8回の大ピンチを凌いだあとの9回、代打の楠本が栗林から勝ちこしタイムリー!」
「ここも関根選手のヒットからだったね」
「全く打てていなかった栗林に黒星をつけたっていうのも大きいわね」
「最後は山崎投手が三者凡退で締めて勝利です!」
昨年、いいようにやられた広島を相手に、敵地での最初の3連戦で勝ちこすことが出来たのは大きい。
「やっぱり投手よね。先発投手がみんな、頑張っているからこそよ」
「そうそう、先発が踏ん張っている間に、打線もなんとか打ってくれるといいんだけどね」
「そこはもう、しぶとくいくしかないわね。牧もこの3連戦、全く打てなかったし」
「苦しいよねぇ」
それでもチーム全体でどうにか点を取り、守り抜くしかない。
いつの間にかベイスターズは投手のチームになっているのだから。
「とにかく、投手陣が踏ん張っている間に守備、そして打線の方をなんとかしたいわね」
「本当にね、全員でやっていきましょう!」