2023年4月28日 中日戦
結果:横浜1-0中日
敢闘選手賞:今永、牧
「連勝を5にのばしたわ!」
結乃が力強く言う。
「貯金も7になりました!」
理衣も喜んで言う。
相手は難敵の小笠原。
パンテリンドームということもあってロースコアになるだろうことは予想がついていた。
そんな中、これしかないだろうという勝ち方が出来た。
「なんといっても今永よね。7回無失点!」
「これで15イニング連続無失点です」
「球数が少しかさんだけれど、今永はどうしてもそうなるところがあるからね」
「三振も12個奪っているもんね。打たせて取るタイプじゃないからねぇ」
「しかし今永は先週も1-0の最小点差で勝って、本当にエースの貫禄ね」
「ただただ凄いね!」
そのうえで7回を投げ切ってもくれた。
ヤクルト3連戦では中継ぎ陣の連投もあり、1イニングでも長く投げてほしいところだった。
「この日は3連投していた康晃がベンチ外だから、中継ぎ陣もそれをわかっていたでしょうし」
「入江投手とエスコバー投手で1イニングを抑えて、最後は伊勢投手がセーブ!」
「この展開で最近打たれていたエスコバーを出せたのも凄いわね」
「信頼の積み重ねがあります!」
なんだかんだいって、他の投手よりエスコバーを選んだのはそういうところか。
広いパンテリンドームだからいけるという目算もあったか。
「点が取れないことは分かっていたけれど、そんな中で牧が貴重な決勝タイムリー!」
「牧選手が打点をあげた試合は全勝です!」
「これぞ4番の仕事よね」
「徐々にあげていってほしいです!」
打線はともに5安打、チャンスはほぼ同等。
少ない一つのチャンスをベイスターズがものにできた。
「カード頭を取ると気分は楽よね」
「そう言わずに連勝をのばしましょう! 大貫投手に今季初勝利を!」
「明日は高橋宏ではなくドーム専用機の松葉を持ってきたわね」
「接戦に持ち込んで勝ちたいね!」
今は選手個々の状態はそれほどではなくても、チームの状態が良い。
勝てる流れの時に勝っておきたいですね。